2024年JリーグMVPヴィッセル神戸・武藤嘉紀選手を中西哲生さんが直撃取材 ！ 残留決断の理由に迫る

2月14日（金）に開幕する2025明治安田Jリーグを前に、サンデーモーニングでサッカーコーナーを担当する中西哲生さん（55）が、昨年J1連覇を果たし、天皇杯との二冠を達成したヴィッセル神戸を取材した。

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王者の風格さえ漂っているヴィッセル神戸は沖縄県西原町でキャンプ中。今シーズンの目標はルヴァンカップを含めた“国内三冠”とアジアチャンピオンズリーグの優勝。吉田孝行監督（47）は「2チームを作って誰が出ても勝てる状況にしないといけない」と、チーム力アップを課題に挙げ練習を進めている。

中西さんが注目したのは武藤嘉紀選手（32）。2024年は13得点7アシストの活躍でJリーグ最優秀選手賞（MVP）を獲得。新シーズンを前に多数のチームから移籍オファーがあった中、武藤は神戸残留を決断した。

中西哲生さん： ここまでの仕上がりはいかがですか。

武藤嘉紀選手： 吉田監督が徐々に仕上げてくれているので体調もいいですし、すがすがしい気持ちで臨んでいます。

中西： 多くの方々がやきもきしていたと思うんですが、神戸にとどまった理由を聞かせてもらえますか。

武藤： 本当に幸せなことに多くのチームから必要と言われていたのですが、神戸サポーターの方々、チームメイトやスタッフの方々の支えがあってMVPが取れました。ここにいる事が自分にとってさらに成長できると思いましたし、何より三木谷浩史会長（59、ヴィッセル神戸会長）が心の底から自分を必要としてくださいました。海外から帰って来たときもそうですし、ここまで幸せなサッカー人生を送れてきたのでやはりそういったものを大事にしようと思って決断しました。

中西： 武藤選手個人の目標は。

武藤： 個人としてはもう一度MVPをとりたい。そこが最高の到達点だと思いますし、誰一人成し遂げたことのない2年連続のMVPを目指したいです。そのためにはチームを勝たせる力が必要になってくるので、まずは去年のようにチームのためにプレーします。そうすれば個人の成績も伴って最後に良い結果が出ると思います。

リーグ三連覇、国内三冠、そしてアジア制覇を目指すヴィッセル神戸。開幕試合は2月15日（土）、ホームでの浦和レッズ戦。二年連続MVP獲得へ武藤の戦いが始まる。