【チャンス大城】R-1グランプリファイナル進出芸人がチャンスのつかみ方伝授「卑屈になるな」

28日、「R-1グランプリ2025」で決勝に進出したピン芸人のチャンス大城さんと田津原理音さんが、東京・池袋のよしもとアカデミー東京校で在校生を相手に「R-1グランプリファイナリスト特別授業」を行いました。
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チャンス大城さんは、NSC大阪校に8期生として入学しましたが中退。その後、定時制高校を卒業し、13期生としてNSCに再入学。紆余曲折を経て、2018年『吉本興業』に復帰してブレークしました。
一方、29歳の時に「Rー1グランプリ2023」で優勝した田津原さんは「お笑いエリート」と思われますが、“そう思われがちなんですけど、NSC35期の同期が、ゆりやんレトリィバァ、ラニーノーズ、ガンバレルーヤと早く売れたヤツが多い”と、世間のイメージと自身の認識にズレがあるとしながら、“同期が売れると卑屈になる人が多い”と、指摘しました。
田津原さんが“売れていない人は、売れていない人といることが心地よくなってしまう”と語ると、チャンス大城さんも“次長課長の河本くんとも、風呂無しアパートに住んでいる頃は仲が良かったが、いつの日か緊張感が生まれてきた”と、振り返りました。
田津原さんは“昔はおもしろかったのに、向上心が無くなり消えた人を多く見て来ました”と語り、“ただ、この世界は追いつき抜いていく人もいっぱいいます。周りの評価も多少は気にしつつも、自分の芯はぶれないで欲しい”と、生徒たちを鼓舞。
チャンスさんも“ブラマヨの吉田くんも化け物やった。次長課長も卒業時から青田買い状態で、いきなり100万円ぐらいチケットをさばいていた”と、同期のすごさを語り、“そうすると自分たちは、ドンドン舞台の後ろへ下がり、すぐ後ろは壁やった”と笑いつつ、“そんな姿勢に同期の野生爆弾や次長課長の河本君は「前でやれー!」「もっと自信もってやれ!」と、「おもしろい・おもしろくないの前に自信を持て」説教されました”と、当時を振り返っていました。
さらにチャンスさんは、13期生同期のくわばたりえと、当時交際していたことを明かし、“彼女が1週勝ち抜いて、その後のデートで「おめでとう」も言えないぐらいぎこちなくなった”と振り返り、“最初は好きすぎてタックルとかして、えらそーに笑いを語っていたんですけど、彼女が勝ち抜いてドンドン上のランクに行くと、だんだん口をきけなくなって、りえちゃんは変わらないけど、勝手にこっちが卑屈になっていった。あの時の夕日が今でも忘れらない…“と、遠い目で語り笑わせていました。
田津原さんは、芸人を続けてきた理由について、“一生続けていたいほど楽しいし、夜中に自分で考えたおもしろい事に「ふふっ」って笑えるのは、めっちゃ幸せな事に最近気づきました”と、答えました。
チャンスさんは“苦しいことも辛いこともネタになるし、マイナスがひっくり返る。(芸人って)すごい職業だなって思いますし、どこにネタが落ちてるかわからないんです。それがこの仕事の面白さ”と目を輝かせ、“大好きな人にふられて落ち込んでいても、「このふられ方面白いな!」って。すごい職業だよなって思います”と、笑顔を見せながら語りました。
【担当:芸能情報ステーション】