フジテレビ第三者委員会の調査結果 社員の関与はないが「業務の延長線上にあった」と判断 女性と中居氏にヒアリングも
一連のフジテレビ問題を受けた第三者委員会の調査報告書が公表されました。中居氏と女性のトラブルは「業務の延長線上の性暴力」だと認定しています。
フジテレビ第三者委員会の調査結果「性暴力による被害あった」
第三者委員会委員長 竹内 朗弁護士
「本事案前後の女性と中居氏とのショートメールでのやりとり、これも我々の事実認定の証拠にしています」
発端となった 中居正広さんと女性アナウンサーをめぐるトラブル。
中居さんは2025年1月、「お詫び」と題したコメントを発表し、「このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」と綴っていましたが…
第三者委員会委員長 竹内 朗弁護士
「当委員会は、2023年6月2日に女性Aが中居氏のマンションの部屋に入ってから退室するまでの間に起きたこと本事案について、女性が中居氏によって性暴力による被害を受けたものと認定を致しました」
「最後は女性と中居氏の当委員会のヒアリングにおける証言内容・証言態度と、こういう事実から私どもは性暴力があったという認定を致しました」
中居さんと女性のトラブルについて「性暴力と認められ、重大な人権侵害だ」と認定しました。
フジテレビ社員の関与はあったか?
そして、このトラブルにフジテレビ社員の関与はあったのでしょうか?
第三者委員会委員長 竹内 朗弁護士
「2023年6月2日の日付けだけを切り取って言えば、そこにCX(フジテレビ)社員の関与はありませんでした。しかしながら、今回起きたことというのは2人の間のプライベートな問題ということではなく、CXの業務の延長線上にあったという風に判断をしております」
「被害女性へのケアを」
井上貴博キャスター:
フジテレビが、組織としてあまりにひどかったという点を指摘されました。
出水麻衣キャスター:
心理士もチームにいたということですが、「性暴力があった」という認定ですから、被害に遭った女性へのケアは怠らないでほしいと思います。
井上キャスター:
「フジテレビだけの問題なのか」という疑念を向けられていると感じています。何かあればすぐに発表してまいります。