久保凛、800mで連覇!世界陸上参加標準記録には約4秒届かず「標準記録は絶対切るって気持ちで練習に励む」【金栗記念陸上】
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-04-12 11:32

第33回金栗記念選抜陸上中長距離大会2025が12日、熊本・えがお健康スタジアムで行われ女子800mの日本記録保持者、久保凛(17、東大阪大学敬愛高)がタイムレース決勝の2組目に出場。全体トップの2分02秒58をマークし連覇を果たしたが、東京世界陸上の参加標準記録1分59秒00には約4秒届かなかった。
前回覇者の久保。前回大会は世界陸上、オリンピックをはじめ世界の大舞台で戦ってきた田中希実(25、New Balance)に勝利し、初優勝を果たした。今回、田中の出場はなく2位に2秒差以上の差をつけ連覇。久保は「課題はラスト200m」と話し、「33秒ぐらいかかってしまっているので、そこをやっぱ修正していけたらな」とレースを振り返った。
久保は昨年の記録会で1分59秒93をマークし、19年ぶりに日本新記録を更新していた。世界陸上の参加標準記録は日本記録を上回らなければならない。
前回は久保にとってシニア大会デビューで「挑戦者だった」と明かし、さらに「あこがれの田中希実選手と走れるって気持ちが大きかったですが、今回は絶対に勝つって気持ちと、タイムを狙っていきたいと、気持ち的には全然違ったかなと思う」と話した。
9月の東京世界陸上について「東京世界陸上まで少し時間があると思うので、調子を上げて練習からも高みを目指して、“標準記録は絶対切る”っていう気持ちで練習に励んでいきたい」と初の世界陸上出場への意欲を見せた。
※写真は左から久保選手、塩見綾乃選手(2位)、渡辺愛選手(3位)