山本由伸が今季2勝目!カブス相手に6回無失点9Kの圧巻投球、ド軍今季初の完封勝ち 大谷の連続出塁は14で止まる

■MLB ドジャース 3-0 カブス(日本時間12日 ドジャー・スタジアム)
ドジャースの山本由伸(26)が今季4度目の先発で2勝目を手にした。今季最長タイの6回を投げ、2安打無失点、9奪三振の快投。今季最多103球の貫禄のピッチングで、防御率は1.69から1.23に。
チームはカブスを相手に今季初の完封勝ちで2連勝。大谷翔平(30)は4打数ノーヒットで、開幕から自己最長の連続出塁は「14試合」で止まった。
山本は前回敵地のフィリーズ戦(5日)で、6回1失点の粘投も今季初黒星。この日はエースの風格も漂う圧巻投球で、開幕戦のカブス戦(3月18日)以来の2勝目を飾った。
初回は2者連続三振を奪うと、鈴木誠也(30)を右飛に打ち取り3者凡退。リズムに乗る山本は、3回まで打者9人で抑えるパーフェクト投球。4回は1死からK.タッカーに二塁打を許すと、過去メジャーの対戦で一度もヒットを打たれていない鈴木にライト前に運ばれた。
だが二塁に向かった鈴木を挟殺プレーで2アウトとすると、切り替えた山本は続くM.ブッシュを空振り三振で切り抜けた。5回は3者凡退。0-0のまま迎えた6回は、2死から四球でランナーを出したが、前打席で二塁打を許したタッカーをカットボールで空振り三振に。ここまで無失点を刻み、打線の援護を待った。
打線は6回、1死からT.ヘルナンデス(32)がヒットで出塁すると、負傷から復帰のF.フリーマン(35)が死球で1死一・二塁に。ここでT.エドマン(29)が値千金の先制6号3ランを放ち、ベンチの山本も絶叫。山本に勝利投手の権利が舞い込んできた。
エドマンはチームトップ、MLBトップタイの6本目。チームはこの3点を守り切り、最後はT.スコット(30)が3人で締め、山本は2勝目を挙げた。
明日13日は佐々木朗希(23)がメジャー初勝利を目指し、先発マウンドを務める。