田中希実、久々の国内レース　1500mで4分11秒31の2位【陸上・金栗記念】

■第33回金栗記念選抜陸上中長距離大会2025（12日、熊本・えがお健康スタジアム）

田中希実（25、New Balance）が女子1500mに出場し、4分11秒31でフィニッシュ。今大会は全体2位で、優勝はT.ムッソ―ニ（23、ダイソー）。タイムは4分08秒96。

東京世界陸上の1500mと5000mの参加標準記録はすでに突破している田中。

レースはスタート直後、一番後方に位置した田中だが、徐々にスピードを上げて一気に3番手へ。前を走るニュカビ（デンソー）を抜くと、ラスト1周でトップのムッソ―ニに迫ったが、最後のコーナーで離され2位でフィニッシュした。

田中は今季、2月の海外での室内レースでは、4戦連続（1000m、1マイル、3000m、5000m）で日本記録を更新。3月の沖縄での合宿では、「世界大会で確実に決勝に残る」と東京世界陸上へ意気込みを語っていた。

4日から6日にジャマイカのキングストンで行われた国際大会「グランドスラム・トラック」では3000mと5000mに出場。5000mでは15分31秒93の7位だった。久々の国内レースとなった今大会では1500mのほか、5000mにもエントリーしている。