Durability Collective、社会的成果の測定と改善を目的に発足

2025-05-29 18:00

持続的な変化の創出と測定に取り組む資金提供者、実務家、研究者が結集する新たなグローバルコミュニティが設立

ワシントン, 2025年5月30日 /PRNewswire/ -- 本日、Durability Collectiveが発足しました。これは、社会的インパクトを持続的に創出・測定・提供する方法を変革することを目的とした、社会的成果に取り組む組織のための新たなグローバルコミュニティです。

従来の常識に反して、Durability Collectiveは、中長期的な成果の測定は実現可能であり、かつ低コストで行えると考えています。従来のRCTなどによる長期的かつ集中的なインパクト測定には、多大な費用やリソースが必要とされるため、資金提供者も実務家もその負担の大きさに圧倒されることが少なくありません。Collectiveは、より正式な手法を補完し、持続的なインパクトの形成に役立つ貴重な知見をもたらす、別の測定アプローチが存在すると考えています。

Durability Collectiveは、「持続性」の成果を測定し推進することに取り組む資金提供者、非営利団体、多国間機関、政府機関などのステークホルダーからなるグローバルコミュニティを招集しています。まずは生計向上分野の組織を対象とし、この変革により、ステークホルダーは雇用、所得、福祉の向上に長期的に最も寄与する活動に注力できるようになります。

このコミュニティは、Autodesk Foundation、Clayton Dubilier & Rice Foundation、Generation、GitLab Foundation、Livelihood Impact Fund、UBS Optimus Foundationを含む創設メンバーによって発足します。

これらの創設メンバーは協力して以下の取り組みを進めていきます。

• 「その変化は持続するのか?」という問いを、業界全体で主流の議論とする

• 中長期的な成果測定における業界基準を変革する

• 専門的な知見をオープンかつ協働的に提供し、共に学び合う

より広範なネットワークを巻き込み、これらの目標を達成するために、Durability Collectiveは以下の活動に取り組みます。

Durabilityアカデミー:2025年6月に開講予定の同アカデミーは、非営利団体、資金提供者、政府機関に対し、中長期的な測定手法を効果的に導入するための実践的なツールと研修を提供する2年間のプログラムです。

研究パートナーシップ:学術機関および研究機関と連携し、持続的な成果を加速させる介入策を特定するとともに、効果的な手法を集約したオープンソースのリポジトリを構築します。

思想的リーダーシップ:知見、事例研究、優良事例を発信し、持続性の測定を社会的インパクト評価の主流要素として定着させていきます。

コミュニケーション形成:メンバー同士が課題、アイデア、革新を共有し合えるグローバルなコミュニティを育成します。

Autodesk Foundationのインパクト測定・管理担当責任者であるIshita Jain氏は、次のように述べています。「Autodesk Foundationでは、常にインパクトに対する理解を深めることを追求しています。Durability Collectiveは、私たち自身の戦略を強化し、分野全体の実践を前進させるための貴重な機会を提供してくれます。この取り組みは、単に支援した学習者の数を数えるのではなく、学習者の雇用や所得に対する長期的な影響という、本質的に重要な点を理解する方向への転換を示しています。」

CD&R Foundationの会長であるRandy Moore氏は、次のように述べています。「私たちは、人材とそれを支える組織の双方に対する長期的な成果に焦点を当てたこの取り組みを支援できることを誇りに思います。Generationのグローバルな実績と、Durability Collectiveの実践的なインパクト測定手法は、持続的かつ変革的な変化をもたらす有望な機会を提供してくれると確信しています。」

Generationの創業CEOであるMona Mourshed博士は、次のように述べています。「Generationでは、雇用には人々の人生を変える力があると信じており、インパクトを広がり、深さ、そして持続性の3つの柱で定義しています。広がりとは、私たちのプログラムが到達する学習者や雇用主の数を指します。深さとは、プログラム修了後すぐの雇用状況や所得の成果を示します。そして持続性とは、これらの成果が2年から5年後にも維持されているかを測定するものです。持続性は、私たちの分野や社会セクター全体において見過ごされがちです。Durability Collectiveは、その現状を変えるために存在しています。私たちは、持続的な変化こそが真の成功の指標であり、その測定は実現可能であり、かつ費用対効果の高いものであると信じています。」

GitLab Foundationのインパクト担当ディレクターであるSpencer MacColl氏は、次のように述べています。「GitLab Foundationは、持続的かつ体系的な変化の創出に取り組んでおり、Durability Collectiveは、長期的なインパクトの測定が不可欠であるという私たちの信念を体現しています。グローバルな資金提供者、実務家、研究者を結集することで、私たちは、学びと説明責任のための共通基盤を構築し、持続的な進歩を促進していきます。」

Livelihood Impact FundのマネージングディレクターであるJeremy Hockenstein氏は、次のように述べています。「Livelihood Impact Fundの使命は、世界中の貧困層の生活を意義深く、そして持続的に改善することです。そのためには、私たちが支援するプログラムやリーダーが、数か月ではなく数年にわたってどのように変化を生み出しているのかを理解する必要があります。Durability Collectiveは、私たち自身、パートナー、そしてこの分野全体がそれをより効果的に実現するための支援となるでしょう。」

UBS Optimus FoundationCEO補佐であるNalini Tarakeshwar氏は、次のように述べています。「Generationや他の創設メンバーとともに、Durability Collectiveの立ち上げを支援できることを嬉しく思います。持続的な変化の測定の重要性を主流化するというCollectiveの目的は、成果の測定に重点を置きながら、体系的かつ触媒的な変革を推進するというUBS Optimus Foundationのアプローチと密接に一致しています。私たちは、スキルと適切な雇用とのミスマッチによって引き起こされた世界的な雇用危機、特に最も疎外された背景を持つ若い女性に不釣り合いな影響を及ぼしているこの危機に対し、この組織が拡張可能な解決策の一部となり得ると信じています。」

Durability Collectiveへのご参加または詳細な情報をご希望の方は、durability.net をご覧ください。

Durability Collectiveについて

Durability Collectiveは、社会的インパクトを測定し、持続的な変化を創出するための能力を共に高めていくことを目的とした、資金提供者、実務家、研究者によるグローバルコミュニティです。従来の常識に反して、同組織は中長期的な成果の測定は実現可能であり、かつ費用対効果にも優れていると考えています。詳細については、durability.net をご覧ください。

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