猫がビクビク『臆病な性格』に育つ3つの原因 怖がりな子と暮らすうえでの注意点も
ちょっとした物音にも驚いて隠れてしまう子を見ると、心配になりますよね。猫がビクビクしていると、「性格かな?」と思いがちですが、実は育った環境や接し方が大きく影響していることもあります。ここでは、猫が臆病になる3つの主な原因と、怖がりな子と穏やかに暮らすためのコツを紹介しています。猫の気持ちに寄り添って安心できる環境を作ってあげましょう。
猫が『臆病な性格』に育つ3つの原因

1.飼い主の態度や接し方
猫は飼い主の感情にとても敏感な動物です。その場の空気がピリピリしていることが多かったり、大きな声で怒鳴ったりしているのを見ると、猫も「この環境は安全じゃない」と感じてしまいます。
飼い主さんが愛情をもって猫に接していても、猫の気持ちを無視した無理な抱っこやスキンシップのとりすぎによって、毎日のストレスが積み重なり警戒心が強まります。
猫にとっての「安心」は、無理に距離を縮めることではなく、そっと見守ってくれる存在なのです。
2.幼少期の社会化不足
猫の性格のベースとなるのは、生後2~9週齢頃の「社会化期」に作られると言われています。(諸説あり)この時期に人間や他の猫、生活音などに慣れる経験が不足すると、新しいものすべてが「怖い対象」になってしまうことがあります。
たとえば、ブリーダーの家で隔離されて育った子猫が、新しい家で掃除機の音におびえたり、人の手を怖がったりするのはそのためです。ちょうど幼児期の子どもが、初めて見るものに泣いてしまうのと同じ様な感覚かもしれません。
3.トラウマや強いストレス体験
過去に虐待を受けていた、あるいは交通事故や多頭飼育崩壊などで極度のストレスを経験した猫は、人への信頼を築くのが難しくなることがあります。
保護猫を家に迎え入れたとき、「部屋の隅から一歩も出てこない」「ちょっと近づいただけで威嚇する」といった様子を見せることがあるのは、過度な不安を感じている可能性が高いです。
怖がりな行動の裏には心に傷を抱えていて、過去の出来事の記憶が関係していることもあるでしょう。
怖がりな猫と暮らすうえでの注意点

怖がりな猫と仲良くなるには、「待つこと」がとても大切です。猫が自分から寄ってきてくれるまでは、あえて何もしないことが大きな信頼につながります。
人が知らない人に急に話しかけられて警戒するように、猫も「安全な人だ」と認識できるようになるまでは時間が必要です。猫の身のまわりのお世話はきちんと行いながらも、猫の様子を見ながら距離を縮めていきましょう。
そして生活音を徐々に慣らす工夫も効果的です。テレビの音を小さく流す、掃除機は猫がいない部屋でかけるなどの生活音に配慮してあげましょう。逃げ隠れできる場所も確保しておくと猫が自分のペースで過ごすことができるため、環境に慣れやすいです。
まとめ

猫がビクビクしていると、心配になってしまうこともあるかもしれません。でも、それは猫自身の問題だけではなく、育った環境や過去の経験が影響していることも多いのです。
猫によって環境に慣れる時間は個体差がありますが、焦らず時間をかけて丁寧に接すれば猫も心を開いてくれます。
まずは「その子のペース」を尊重することを最優先にし、猫にとって嬉しい体験をたくさん作ってあげましょう。
怖がりな子ほど、まわりをよく見ている場合もあります。猫が環境に心から安心できた時、飼い主さんとの絆はより強いものとなるでしょう。
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