犬が命を落としかねない『首輪』3つの特徴 危険なトラブルを防ぐための適切な選び方とは

2025-07-10 11:00

犬の安全を守るために欠かせない首輪ですが、選び方次第では危険を招く恐れもあります。この記事では、危険性の高い首輪の特徴や適切な選び方を紹介するので、ぜひチェックしておきましょう。

犬が命を落としかねない首輪の特徴

首輪をくわえる犬

1.耐久性が低い

安全に使える首輪を選ぶとき、まず大切なことが耐久性や強度の高さです。

犬の首輪は、散歩時にリードをつないで使うことを前提としていて、犬が強い力で引っ張ることも想定されます。

犬の力はとても強く、走っているときや瞬発的に飛び出すときなどは思った以上の力が加わります。

普段は問題なく使っている首輪でも、いざというときの負荷に耐えられず、生地がちぎれてしまったり金具が壊れてしまったりすることも少なくありません。

そうしたことが起こるのは、ほとんどの場合が外にいるときのため、首輪が外れて逃げてしまったり、そのまま迷子になってしまったりする恐れもあります。

特に壊れやすいと言われているのが、左右からパチンと留めて輪にするタイプの首輪です。多くのものは、留め具の部分がプラスチックでできているため、強い力がかかったときに割れてしまうケースが多発しています。

また、裂けやすい柔らかな布や、ほどけやすい組み紐が使われているものなども注意が必要です。

ただし、どんなに丈夫だと思われる首輪を使っている場合でも、定期的に状態の確認をしなければなりません。

首輪はどうしても使用や経年で劣化していくため、あくまでも消耗品と考えておきましょう。定期的なチェックと壊れる前の買い替えがとても重要です。

2.サイズが合っていない

もちろん多くの飼い主さんが意識しているとは思いますが、首輪を買うとき、愛犬の体に合ったサイズのものを選ぶ必要があります。

サイズが合っていないと、犬の身を危険にさらしたり、周囲の人に迷惑をかけてしまったりすることもあるでしょう。

首輪が大きすぎると、ふとした拍子に抜けてしまうことが考えられるため壊れたときと同様に脱走やそれに伴う事故などの危険があります。

反対に、首にぴったりとくっつくような小さめのサイズでは、苦しさを感じるだけでなく、毛や皮膚が擦りむけてしまうことも考えられます。

さらに、サイズが合っていない首輪を使っていると、首の筋肉や器官などを痛めることもあるので注意しなければなりません。

首輪のサイズは、飼い主さんの指が1~2本程度入るようにゆとりを持たせておきましょう。

ただ首輪をつけるだけでなく、色々な方向から軽く引っ張ったり毛をぴったり寝かせたりして、抜けることがないか確認してみてください。

3.太すぎる・細すぎる

犬の首輪はバリエーション豊富で、太さも様々な種類があります。

首輪の太さについては、あまり気にしていない人もいるかもしれませんが、動きやすさや抜けやすさに大きな影響を及ぼします。

犬の体に対して、首輪が細すぎると食い込んでしまいますし、反対に太すぎると首を動かしにくかったり皮膚や毛が擦れたりします。

一般的な太さの目安は、以下の通りです。

  • 小型犬…1~1.5cm
  • 中型犬…2cm
  • 大型犬…2.5~3cm

ただし、イタリアングレーハウンドのように首が細長く、頭が小さい犬種の場合は、首に負担がかからないようにするためや抜けにくさを考慮して、犬種専用の首輪を選ぶのがおすすめです。

愛犬に合う首輪の選び方

たくさんのハーネスや首輪

犬の首輪はとても種類が多く、様々なメーカーやブランドから発売されています。

デザイン性の高いおしゃれなものも多く、飼い主さんが好きなファッションブランドの首輪を愛犬にも使っているということもあるでしょう。

確かに洋服とあわせてコーディネートするなど、ファッションアイテムとして好きなデザインのものを選ぶのも楽しいと思います。

しかし、首輪はあくまでも愛犬の命を守るための“命綱”のひとつと考えて、デザインだけでなく、耐久性や機能性を重視して選ぶようにしましょう。

また、愛犬が快適に使える素材の首輪を選ぶことも大切です。

器官や皮膚に負担をかけない優しい素材で、負荷が少ないようにあまり重すぎないものをおすすめします。

さらに、チョークカラーやスパイクカラーのように、間違った使い方をすると犬に苦痛を与える恐れのある訓練用首輪は安易に使わないようにしましょう。

適切な使い方をするためには、高度な技術を必要とするので、必ず訓練士やトレーナーなど専門家の指導の下で使用するようにしてください。

まとめ

赤い首輪をつけている犬

首輪は、リードとあわせて犬の命を守るために、とても重要なアイテムです。そのため、見た目だけにこだわらず、機能性や安全性にも着目して選ぶようにしましょう。

また、一度しっかりと選んだものでも、消耗していないかや、そのときの愛犬の体型に合っているかなどを定期的にチェックするようにしてくださいね。

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