ガソリン165円→160円に値下げ 給油スタンドは行列「5円は大きい」 暫定税率廃止に向け13日から補助金“増額” 家計負担は年間7600円軽減の試算も【news23】
ガソリンなどの暫定税率の廃止に向け、政府は13日からガソリンと軽油の補助金を10円から15円に増額しました。早速、1リットルあたり5円値下げするスタンドも出てきました。
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13日夜、ガソリンスタンドの店員は忙しそうにしていました。そのワケが…
記者
「安くなったガソリンを求めて、車の列ができています」
“少しでも安くなれば助かる”。ドライバーからはそんな声が聞かれます。
給油に来た客(月のガソリン代7000円ほど)
「生活の足になっているので、安くなってもらえると本当に助かる。アプリでクーポンが使えるところとかでなるべく入れるようにして、1円でも2円でも安いところを選んだりしている」
給油に来た客(週末に車を利用)
「千葉の方にゴルフに行く予定で。ツイていますね。どっちみち、きょうは入れなくてはいけないタイミングだったので。50~60リッター入ると思うと、5円は大きい」
13日朝…
記者
「たった今、価格が変わりました。ガソリンの価格が5円安くなりました」
レギュラーガソリンの価格は、165円から160円に5円値下がりしました。
13日から始まった、暫定税率廃止に向けたガソリンなどの補助金の引き上げ。この店では、引き上げ前の在庫が残っていますが、先んじて値下げに踏み切りました。
13日から、これまで10円だった補助金は15円に。さらに、再来週27日からは20円と段階的に増額。来月11日からは、暫定税率の分と同じ25.1円となり、暫定税率は大みそかをもって廃止されます。
給油に来た客(月のガソリン代5万円ほど)
「少しでも安い方が助かる。昔の安いころを知っているから、暫定税率がなくなることは画期的なこと」
ガソリン価格には現在、1リットルあたり、およそ54円のガソリン税がかかっていて、このうちおよそ25円分は、1974年から暫定的に上乗せされてきました。
この暫定税率を廃止すると、家計の負担は、一世帯あたり年間で7600円ほど軽減されるとの試算も。
シンエネ商事 八幡山SS 佐藤大 所長
「年末に向けて、客もかなり(ガソリンを)入れに来るのではと期待している」
ただ、補助金が増額される前の在庫をかかえる店もあり、政府は価格が下がるまでに「数日から1週間ほどかかる場合もある」と予想しています。