なぜ?個性派「立ち食いそば」が人気…“ワイン×そば”や“グリーンカレー”のつけ汁も【THE TIME,】

麺が見えないほどのチャーシューがのっていたり、そばをワインと一緒に楽しめたりと“個性派”の立ち食いそば店が続々登場しています。一体なぜ?
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肉が丼を覆う「肉系そば」
「具材が脇役じゃなくて“主役級にのっている”」(30代女性)
「肉そば最高。他にはないお肉。とても柔らかくて脂身も丁度良い」(50代女性)
肉がどっさり盛られた“肉系そば”が人気の『立ち喰いそば 豊はる』(東京・神田小川町)。
じっくり煮込まれた牛ホルモン&牛スジたっぷりの「てっちゃん」(950円)や、豚バラ軟骨を煮込んだ「パイカそば」(600円)など、肉系ラインナップは全22種類です。
代表・西村 歩さん:
「肉を食べると皆さん元気になる。“肉を食べて1日頑張る”っていうのが、“肉を推している意味」
中でも人気なのが、厚切りチャーシューが丼を覆うようにのせられた「チャーシューそば」(950円)。肉に負けないように、出汁は2度炊きした「2番出汁」を使います。
THE TIME,マーケティング部 土路生優里部員:
「甘くてまろやかなつゆに肉の脂がしみでていてすっごく美味しい」
鴨&厚切り鰹節「汁なし和えそば」
2025年8月にオープンした『立ち食い蕎麦 TGS622』(東京・板橋区)も、個性的なそばが人気です。
お客さんの7割が頼むという看板メニューは、ほんのりピンク色で艶のある鴨のチャーシューがのった“汁のない”「あえそば」(550円)。
かえしと“鴨肉のオイル”を使い、“厚めにスライスしたかつおぶし”をトッピングすることで、より風味と食感が増し満足感が得られる一杯です。
「“鴨の油がすごく甘みがあって”、罪悪感なく美味しい物が食べられる」(30代女性)
「“かつお節が生ハムみたいな感じ”で、ひとつひとつの味がしっかりしていて最後まで全部味わえる」(20代男性)
辛さがクセになる「アジアンそば」
つけそばスタイルの「グリーンカレーそば」(1200円)が人気なのは、2025年11月にオープンした『SOBAPY』(東京・神田)。
「辛くて美味しい。“ひとつ上の立ち食いそば”って感じ」(50代男性)
「ちょっと辛め。他の店にない“個性的なお蕎麦”」(20代女性)
つけ汁は、自家製のグリーンカレーのベースに、ココナッツミルク・鶏肉の出汁・そばつゆを合わせた黄色いスープ。添えられたレモンを麺にかけると、“味変”も楽しめます。
土路生部員:
「すごく本格的なグリーンカレーなんだけど、ほんのりお蕎麦のつゆの香りも感じられて、お蕎麦とすごく馴染んでいる」
それにしてもなぜ、そばにグリーンカレー?
店長・関 真光さん
「お店の周辺にはおそば屋さんがすごく沢山あって、“差別化”も図れるし、“面白い”かなと」
「そば×ワイン」も…個性派増加のワケは?
個性的な立ち食いそば店が増えている背景には何があるのでしょうか?
『日本食糧新聞社』木下猛統さん:
「立ち食いそばと言えば昔から安い・早い・うまい”が定番。ただ他のファストフード店が競合してきて、生き残りとして“個性的なメニュー”を出したり“店構えを綺麗にする”店が出てきている」
立ち食いそば店ながら、打ちっぱなしのコンクリートや砂利敷の床などスタイリッシュな空間が広がるのは『SUBA VS』(東京・渋谷)です。
「“立ち食いそばっぽくない内装”と、“おしゃれなメニュー”で女性ひとりでもきやすい」(40代女性)
冬が旬の「セリ」の葉や茎、根っこがたっぷりのった「秋田県産三関セリと揚げ餅蕎麦」(1500円※2月末ごろまで販売)は、利尻昆布や本鰹などを使った関西風の出汁がまろやかで、優しい味わいの一杯です。
さらに、お客さんがそばと一緒に楽しんでいたのが…
20代女性:
「白ワイン。意外とワインと合う。美味しかった」
店の2階には48種類以上のワインを1杯ずつ試せるディスペンサーがあり、専用のコインを購入すれば好きなものを味わえ、ワインを“そばの出汁”で割った「出汁割りワイン」(660円)も人気です。
20代女性:
「出汁の味もワインの味もして、“新感覚で飲みやすくて”めちゃくちゃ美味しい」
『SUBA VS』蕎麦担当・建部修史さん:
「おでんの日本酒の出汁割りみたいな感じで“すごい面白い味”。空間デザインだったりカルチャーとして立ち食いそばを体験してもらえたら」
ちょっとリッチな“個性派”も登場する立ち食いそば。新しい味やスタイルは、どこまで広がるのでしょうか?
(THE TIME,2026年1月22日放送より)