カーリング女子日本代表「この舞台に立ちたい」ゼロからの再出発を支えた新戦力の決断とベテランの思い

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2026-02-01 06:00
カーリング女子日本代表「この舞台に立ちたい」ゼロからの再出発を支えた新戦力の決断とベテランの思い

6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪に出場するカーリング女子日本代表のフォルティウス。近江谷杏菜(36・リード)、小谷優奈(27・セカンド)、小林未奈(23・フィフス)の3選手に、4年前の敗戦を糧に掴んだ五輪出場への思いをシドニー五輪マラソン金メダリスト高橋尚子さんが聞いた。

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高橋尚子さん:
悔しい思いをしたものがこの4年で達成できました。特に近江谷選手が一番経験をしていると思うので、そのときの心境と掴み取った心境を教えてください。

近江谷選手:
4年前は本当に自分たちとしても、その当時「一番強い」と思っていて、もう勝つなら今しかないと思ってたくらいの自信の中でやっていたので、本当に終わった後は、呆然としたというか、もうこれからどうしようかなっていうふうな状態でした。まさかその4年後に代表決定戦で勝利できて、世界最終予選でもオリンピックの出場権を獲得できてっていう。この4年で何が起こったんだろうって自分でもわからないくらい本当に目まぐるしい4年間で、目まぐるしい中でもちゃんと着実にチームが成長できたっていうことに対して、まずはそこをすごく誇りに思ってます。

高橋さん:
その過酷な環境の中で加入を決めたお二人。どんな決断とどんな思いで加入されたんでしょう。

小谷選手:
私はテレビで見てる立場だったので、『この舞台に立ちたいな』って思ったし、やっぱりその先のオリンピックに行きたいっていう思いもあったので、それを実現できるこのチームに加入させてもらって、させてもらったからにはやっぱり同じ覚悟とオリンピックに対する想いっていうのを持って戦っていこうっていうので、いろんなポジションをやらせてもらったので。自分の中でもカーリング人生が大きく変わったこの4年、3年だったなと思います。

小林選手:
当時は私はチームの所属がなくて、『この先どうしようかな』っていう時だった。その中で、カーリングはチームスポーツなので、チームがなきゃ活動できないのでカーリングができるっていう環境に身を置けるっていうのが、本当にありがたいことだなと思いましたし、やっぱりチームの理念というか、長く応援されるチームで長くトップチームとして強いチームでありたいっていうところを船山弓枝さんと小笠原歩さんの代から続けて来てくれているので、そこに賛同してぜひ入りたいなと思って。オリンピックを一緒に目指したいなと思いました。

信頼で築き上げたチーム“フォルティウス”

高橋さん:
スポンサーがなくなってしまったりとかその後大変なこともありましたけれども原動力って何でした?

近江谷選手:
やっぱり自分たちって『カーリングが好きなんだな』とか、この競技を通して自分の人生もどんどんどんどんアップデートしていけるっていう中で、たとえすごい過酷な道を選んだとしても、それでもやる価値があるっていうふうに思って続けることができたっていう感じです。

高橋さん:
この“フォルティウス”というチームは、一言で言うとどんなチームですか。

近江谷選手:
一言で表すのが難しいぐらい本当にいろんなことがあったんですけど、今の“フォルティウス”って言ったら本当に信頼関係でここまで来れたなと思っています。スポンサーの方だったりだとか、本当にみんな一緒になってチームになってるなっていう感覚がすごくあって、やっぱり信じてくれてる人たちがいるから自分たちをもう一度信じることもできるしっていうことで、本当にお互いにお互いを支え合いながら作ってもらったチームだなっていうふうに思ってます。

高橋さん:
このチームの強さだったり、武器は何だと感じますか。

小谷選手:
それぞれが信頼してるのはもちろんなんですけど、誰が出てもどのポジションになってもちゃんと一定の成果を出せるっていうのが、自分たちの強みかなと思います。

高橋さん:
産休でスキップの吉村紗也香さんがいらっしゃらない時はスキップもやりましたけど、その経験は活きてますか。

小谷選手:
戦術の理解っていうところに対しても、その1年があったからこそ、何かこう、新しい視点だったりとか新しい知識っていうのを、たくさん得られたので、すごく役に立ってます。

高橋さん:
小林選手はリザーブ(フィフス)という本当に大切な役割を担うことになりますが、どんな気持ちで、どんな役割だというふうに感じてますか。

小林選手:
大きな舞台になればなるほど、何が起こるかわからないというのがあるので、いつどんな状況になっても、チームが強い状態でいられるように私は万全の準備でベストパフォーマンスを出したいなと思って準備しています。

高橋さん:
前日の夜からずっと氷の状態や、石の状態を見ていかなければいけない小林さんはどんな存在ですか。

近江谷選手:
試合に出てる選手よりもやることが多かったり、活動時間が長いポジションで本当に大変だと思います。でもその中で活動量が多い中でもいざ自分が選手として出るとなったら選手と同じような体の状態で心の状態でっていうのを準備しなきゃいけないということで、それができているので、本当に努力もそうですし、これまで培ってきた経験だったりだとか元々持ってる器用さだったりだとか、そういうところも全部発揮できてるなっていうふうに思います。

高橋さん:
五輪世界最終予選では大活躍をしました。出ることによって、またリザーブへの思いだったりが変わりますか。

小林選手:
私が出るっていうことは、チームにとっては本来は望むべき状態ではないかもしれないんですけど、そうなったら、その場面で絶対に勝つっていう気持ちで常にやっていきます。

ミラノ・コルティナオリンピックに向けて

高橋さん:
意気込みをぜひお願いします。

近江谷選手:
今ようやく、そのオリンピックっていう場に立てるっていうスタートラインに立つことができたので、本当に思いをぶつけてくるだけだと思っています。あとは氷の上で、自分たちがもう本当に楽しくというか、伸び伸びと、これまでやってきたことを出せるように、それまでの準備が一番大事だと思うので、そこをしっかりとやっていきたいなと思います。

高橋さん:
試合中にどこを見ていたら面白いよとか、いいよとかっていうところを教えてください。

小谷選手:
石が動いてる間も会話しながら進めていくっていうのがカーリングの独特な部分だと思う。各ポジションの役割を徹底しているからこそ、ショットが決まるっていうのもあるので、ぜひ会話だったりとか注目してくれたら嬉しいです。

高橋さん:
合言葉とかってあるんですか。

小林選手:
ずっとしゃべってる(笑)

小谷選手:
情報交換をし合って、一本ショットを決めるというのが、すごくできている部分だと思うので、ぜひそれを見ていただきたいです。
※写真は左から小林選手、近江谷選手、小谷選手

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