猫が『おしりをトントン』されると喜ぶ理由3つ 上手な応え方から注意すべきことまで
「猫のしっぽの付け根あたりをトントンと叩くと、大抵の猫は喜ぶよ」と教えられ、試してみた方も多いのではないでしょうか。実際に喜ばれた方もいれば、反応がなかったという方もいるはずです。実は、猫のおしりトントンは、すべての猫に喜ばれるコミュニケーション法だというわけではないようです。猫が喜ぶ理由や上手な応え方、注意すべき点をまとめました。
猫がおしりトントンされると喜ぶ理由

1.神経が集中しているため感じやすい部位
脳と脊髄は、合わせて中枢神経と呼ばれ、全身で受けた刺激を脳に送ったり、脳からの指令を全身に届けたりする、大切な器官です。神経の束である脊髄は、頸髄・胸髄・腰髄・仙髄・尾髄で枝分かれしながら、全身の各臓器へと広がっていきます。
ちょうど猫のおしりトントンを行う「しっぽの付け根」のあたりは、仙髄にあたります。仙髄から枝分かれした神経がつながっている臓器の一つが、生殖器です。おしりトントンをしたときのメス猫の反応(腰を高く上げて気持ちよさそうにする)が交尾をしているときによく似ていることもあり、おしりトントンの刺激は、メス猫に交尾をしている時とよく似た快感を与えるのではないかと考えられています。
おしりトントンに対する反応が強く現れるのが未避妊のメス猫に多いこと、避妊済みのメス猫や発情未経験の子猫、またオス猫などでは反応が薄いことも多いことからも、この説には信憑性がありそうです。
猫のおしりトントンは、人懐こい未避妊のメス猫(保護猫など)では、かなりの高率で喜んでもらえるかもしれません。
2.普通に気持ちがいい
猫のしっぽの付け根には、フェロモン分泌腺も多く存在しています。このことも、おしりトントンが喜ばれる理由の一つだと考えられています。と言うのも、あごの下、口の周り、頬、耳の付け根など、多くの猫が撫でられると喜ぶ部位にも、フェロモン分泌腺が多く存在しているからです。おしりトントンも、単に物理的な刺激として、心地よいマッサージ効果をもたらすのかもしれません。
3.飼い主とのコミュニケーションを楽しんでいる
猫は、信頼していない相手には自分のおしりを向けません。肛門腺からの分泌物のニオイには、猫の個人情報に相当する多くの情報が含まれているため、おしりを向けることで相手に自分の弱点を知られてしまうことになりかねないからです。
しかし、信頼している相手には自分のおしりのニオイを嗅がせ、お互いに情報を交換し合います。信頼している飼い主さんにも、安心して自分のおしりを向けるようになります。おしりトントンは、信頼している飼い主さんとのコミュニケーションを楽しむための手段になっているのかもしれません。
猫がおしりトントンを催促してきたときの応え方

軽くリズミカルにトントンする
もし愛猫が甘えた声や表情で近寄ってきて、おしりを高く持ち上げた場合は、おしりトントンを試してみましょう。手のひら、または指の腹を使い、軽くリズミカルにトントンと叩いてみてください。
愛猫の様子を見ながら調節する
トントンするときの強さや速さ、リズム、叩くポイントなどは、猫によって好みが異なります。愛猫の様子をよく見ながら、喜ぶ力加減やポイントなどを見つけてあげましょう。中には、トントンと叩くよりも、5本の指で腰に軽く触れ、掻くように指を動かすとうっとりしてくれる子もいます。
猫におしりトントンをするときに注意すべきこと

嫌がる子には無理強いしない
未避妊のメス猫は喜ぶことが多いと言う話をしましたが、未避妊のメス猫も含め、おしりトントンを嫌がる猫もいることを意識しましょう。手術の有無や性別に関わらず、おしりトントンをやろうとして嫌がられた場合には、無理に続けず、別の喜ぶ部位を撫でてあげるようにしてください。
しつこくしない
おしりトントンに限りませんが、猫はついさっきまで気持ちよさそうに撫でられていたのに、急にスイッチが切り替わってスキンシップを拒否することがあります。しっぽの付け根のあたりは神経もたくさん集中しており、とても敏感な部位です。気持ちよさそうにトントンされていても、急に嫌がって唸ったり猫パンチを繰り出してくることがありますので、その点も含めてよく観察しながらコミュニケーションをとりましょう。
まとめ

実は、筆者の愛猫たちは、あまりおしりトントンを喜びませんでした。やり方が下手だったのかもしれませんが、去勢済みのオス猫と避妊済み(1回発情経験あり)のメス猫だったためかもしれません。しかし、知人の愛猫(去勢済みオス猫)は、おしりトントンを喜んでいました。
結局、それぞれの猫に合わせた方法で、最も喜ぶスキンシップ法を見つけることが、愛猫からの愛情に応える最善の方法なのだと思います。どのようなスキンシップであっても、「観察と調整」は基本です。愛猫の反応をよく見ながら、その子が最も喜ぶ方法を探してあげられれば、飼い主さんと愛猫の間だけのベストコミュニケーションを確立できることでしょう。
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