猫の『ペット保険』は加入するべき?メリット・デメリットから選び方のポイントまで
日本人の任意医療保険の加入率がおよそ7割と言われているのに対し、猫の「ペット保険」の加入率は2割前後と少数派です。それでも、いざというときの備えとして気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事でご紹介する、加入のメリット・デメリットを整理しながら、あなたと愛猫に合った選択を考えていきましょう。
猫のペット保険とは?

日本の場合、原則として公的医療保険の加入が義務付けられているため、任意の医療保険に加入していなくとも、医療費の自己負担は3割程度に抑えられています。
一方、ペットには公的医療保険がなく、治療や手術、入院費はすべて飼い主さんの自己負担です。
少額であればまだしも、実際に筆者の知人が飼っているペットは突然手術が必要となり、最終的に「20万円」ほどかかる大きな出費になったそうです。
ペット保険とは、こうした予期せぬリスクに備えるための「任意の医療保険」なのです。
ペット保険に加入するメリット

迷わず最善の治療が選べる
猫が病気やケガをしてしまったときに、お金が治療の足かせにならずに済みます。
例えば「手術に20万円かかるところ、補償によって自己負担が10万円に抑えられる」「高額な薬でも補償対象となり、治療を継続しやすい」といったケースもあります。
治療すれば回復の可能性があるにもかかわらず、費用面の不安から決断できなかった場合、後悔が残ってしまうこともあるでしょう。
また、ちょっとした体調の変化にも「念のため診てもらおう」と思いやすくなり、早めの受診につながります。
保険の付帯サービスを活用できる場合がある
ペット保険の内容は商品によって異なりますが、加入者向けに「付帯サービス」が用意されている場合があります。
調べたところ、電話やメッセージを通じて獣医師さんに相談できるサービスや、迷子になった際の捜索サポートを提供している保険がありました。
「すぐに動物病院を受診すべきか迷う」といった場面でも活用しやすいでしょう。
治療費の補償だけでは魅力を感じにくい人も、こうした付帯サービスを知ることで、ペット保険の捉え方が変わるかもしれません。
ペット保険に加入するデメリット

保険適用外になる項目もある
ペット保険の場合、ケガや病気に含まれない「去勢・避妊手術」「ワクチン接種」といった医療行為は、保険適用外になることがほとんどです。
また、猫によっては「先天性疾患」と呼ばれる生まれつきの病気や、既に何らかの「持病」を持っていることがあるでしょう。
しかし、一般的なペット保険では、保険加入前から分かっていた病気は適用外になることが多いです。
こうした項目を目的に加入すると、期待していたほどのメリットを感じにくくなるかもしれません。
貯蓄型の保険は基本的に取り扱いがない
ペット保険は基本的に「掛け捨て型」であり、貯蓄型のものはほとんどありません。
つまり、返戻金の要素はないという点を、まずは押さえておく必要があります。
貯蓄をする意味合いで加入を検討する場合、安心につながる面はあるものの、条件面で合わないと感じるケースもあるでしょう。
貯蓄は「長期的に積み重ねていく備え」、ペット保険は「突発的な医療費にすぐ対応するための備え」と、役割自体が異なっています。
結局加入するべき?選び方のポイントは?

ここまで解説してきたメリット・デメリットを踏まえたうえで、自分と愛猫の暮らしに合った備えを選ぶことが、後悔しない選択につながります。
加入するかどうかは「もしものときの費用を、無理なく支払える備えができているか」を目安にするとよいでしょう。
「貯蓄もしているけれど、保険もあればダブルで安心できる」という考え方もあります。
保険を選ぶ際には、通院・入院・手術のどこまで補償できるのか、保険料は継続して支払える額か等をチェックしましょう。
そして、保険金請求のしやすさや付帯サービスの有無も、意外と重要なポイントです。
勢いだけで決めずに、十分比較検討することをおすすめします。
まとめ

ペット保険は、公的医療保険が存在しない猫にとって、金銭面だけでなく、心理的負担も減らしてくれる選択肢の1つです。
ただ、人の保険と違い、基本的には掛け捨て型のため、それほどメリットを感じないという人もいるでしょう。
「加入する・しない」に正解はありません。
あなたと愛猫の暮らしに合った備えをすることが、お互いの安心につながります。
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