キャットフードに含まれている『添加物』5つ なぜ入っているの?摂取しても大丈夫?

2026-02-12 06:00

キャットフードの原材料表示を見て、「これは何のための添加物だろう」と不安を感じた方も多いはず。添加物は、漠然としたマイナスイメージを抱きやすいもの。今回は、キャットフードの添加物について解説します。

1.酸化防止剤

ご飯を食べる猫

キャットフードの添加物としてまず挙げられるのが、酸化防止剤。酸化防止剤は、キャットフードに含まれる脂質が空気に触れて劣化するのを防ぐために使用されます。脂質が酸化すると、風味が落ちるだけでなく、栄養価の低下や猫の健康への悪影響が懸念されます。そのため、製造から消費まで品質を安定させる目的で添加されています。

代表的なものとしては、ローズマリー抽出物やミックストコフェロール(ビタミンE)など。天然由来成分のものもあれば、合成されて作られた酸化防止剤もあります。

2.着色料

キャットフード

続いて紹介するのは、着色料。着色料は、フードの色を整え、見た目を良くする目的で使用される添加物です。

ただし、猫は人ほど色を重視して食事を選ぶ動物ではありません。猫の視界は人間のように多くの色を認識しているわけではないとも言われており、フードに色を付ける行為はそこまで意味はありません。

つまり、着色料は猫自身の嗜好というより、商品を選択し購入する飼い主(人間)に「おいしそう」「品質が良さそう」と感じてもらうために使われている側面が大きいです。もちろん、健康維持に必須の成分でもありません。気になるようであれば着色料を使用していないフードを選んだ方が無難でしょう。

3.保存料(防腐剤)

ご飯を食べる猫

保存料は、カビや細菌の繁殖を抑え、フードを安全な状態で保つ役割を果たします。特に水分量が多いウェットフード(パウチや缶詰)では、保存性を高めるために重要な添加物です。

保存料が適切に使われていないと、見た目に異常がなくても内部で腐敗が進む恐れがあります。日本で販売されているキャットフードは基準を満たした成分のみが使用されているので、過度に心配する必要はありません。

4.発色剤

ご飯を食べる猫

発色剤は、肉や魚の色合いを保つために使われる添加物。キャットフードにおいては、ウェットフードの変色を防ぐために用いられます。原材料そのものは問題なくても、加熱や加工の過程でキャットフードの色がくすんでしまうことがあり、それを補う目的で使われることが多いです。

発色剤も猫の栄養面で必要不可欠な成分ではありませんが、過剰に心配する必要はありません。

5.栄養強化剤

キャットフード

栄養強化剤は、猫の健康維持に欠かせない栄養素を補うために加えられる添加物。タウリンやビタミン、ミネラルなどは、原材料だけでは不足しがち。そこで栄養強化剤を使用することで、猫にとって必要不可欠な成分を補うのです。

総合栄養食の基準を満たす際に使われることも多いです。「添加物」のマイナスイメージから悪いものだと思われがちですが、タウリンが不足すると心臓病になり、ビタミンやミネラルも不足により重大な疾病につながるため、必ず必要量含まれていなければなりません。むしろ猫の健康を支える重要な役割を担っているものなのです。

まとめ

猫のごはんを用意する女性

キャットフードに含まれる添加物は、すべてが危険というわけではありません。基本的には品質の維持や安全性、栄養バランスを保つために必要なものです。日本では、ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)というものがあり、ペットフードに使われる添加物は厳しく規制されています。

一部、着色料や発色剤のように、必ずしも猫にとって必要とはいえないものもありますが、過度に心配する必要はありません。大切なのは、「添加物が入っているかどうか」だけで判断するのではなく、その目的や内容を理解したうえで、愛猫に合ったフードを選ぶこと。

今回の記事を参考に、愛猫に合ったベストフードを探してみてください。

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