犬がごはんを『早食い』するのは危険?寿命にも影響するって本当?防止策まで解説

2026-02-13 11:00

犬がごはんを喜んで食べている姿は微笑ましいものですが、早食いは危険です。この記事では、早食いによる悪影響や早食いを防ぐ方法を紹介するので、ぜひ目を通しておいてください。

犬がごはんを早食いするリスク

吐きそうなピットブル

1.窒息や誤嚥を起こす

犬がごはんを早食いしてしまうと、喉に詰まらせて窒息をしたり、気道に食べ物が入り込む誤嚥を起こす可能性があります。

窒息による呼吸困難や誤嚥性肺炎などは命に関わる恐れもあるので、できる限り早食いを防ぐための対策をすることが必要です。

ドッグフードは一粒ずつが小さいため、窒息の心配をしている飼い主さんは少ないかもしれません。

しかし、乾燥した粒を大量に飲み込むと、唾液を含んで膨らんだ粒がひとつの塊になり、食道内で止まってしまうことがあるのです。

特に子犬や老犬は飲み込む力が弱いため、食べ物が喉に詰まりやすいとされています。さらに、詰まった食べ物を咳をして吐き出す力も弱いことから、最悪の場合窒息死してしまうことも考えられます。

2.消化不良を起こす

犬が食べ物を早食いするとき、口の中でほとんど食べ物を噛まずに丸飲みしてしまいます。

一般的に、動物が食べ物を消化するときは、口内で食べ物を噛んで小さくして飲み込み、その後胃の中で溶かして液状にします。

しかし、食べ物が固く大きい状態で飲み込んでしまうと、胃の中で消化するのに時間がかかったり消化しきれず消化不良を起こしてしまったりするのです。

その結果、嘔吐をして食べ物を吐き出してしまったり、栄養を吸収できないまま下痢をしてしまったりします。

嘔吐や下痢は犬の体に大きな負担をかけるだけでなく、栄養を十分に吸収できないため「食べているのに痩せる」「気がつかないうちに栄養不足になる」といったことが起こることもあります。

3.胃拡張・捻転症候群を引き起こす

胃拡張・捻転症候群とは、その名の通り胃が大きく膨らんだり血管やリンパを巻き込んで捻じれたりして、周辺組織が壊死してしまう重篤な疾患です。

体内での循環が滞ってしまうため、発症すると急激に症状が進行し、最悪の場合数時間のうちに死に至る可能性もあります。

胃拡張・捻転症候群が起こるはっきりとした原因はわかっていませんが、早食いもひとつの要因として注意喚起されています。

早食いをすると大量の空気も一緒に飲み込んでしまうことで起こるとされていて、一度に大量の水を飲んだときや食後すぐに運動をすることなども発症リスクが上がると考えられています。

4.食べすぎによって肥満や病気になる

早食いをすると、満腹感や満足感を感じる前に食事が終わってしまうため、物足りなさを感じてより多くのごはんを求めるようになることがあります。

元々犬は満腹中枢の働きが鈍いため、早食いをするとほとんど満腹感を感じないまま食事が終わるでしょう。

ごはんに対して満足感がないと食べ物への執着が強くなり、おやつやごはんを欲しがる行動が増えていきます。

そのような様子を見た飼い主さんが「ごはんが足りていないのかな?」と感じて、食事量を増やしたりおやつを与えすぎてしまったりすることは珍しくありません。

必要以上にごはんやおやつを与えると肥満になってしまい、様々な病気を引き起こす可能性が高まります。

結果的に犬の健康を損ない、寿命を縮めてしまうこともあるということを忘れないようにしましょう。

犬のごはんの早食い防止策

早食い防止皿でご飯を食べる2頭の犬

窒息や誤嚥などを防ぐためには、お湯やスープなどでドライフードをふやかしたり、ウェットフードや手作り食に変えたりして、ごはんの水分量を増やすのが効果的です。

水分の多いごはんは、口の中に大量に入れにくい上に喉に詰まりにくいため、乾燥したごはんよりもやや安全だといえるでしょう。

食べ物に対する執着が強い犬は、ごはんを慌てて食べる傾向があるため、1日の食事の回数を倍に増やすなどして食に対する興奮を抑えるのも有効です。

特に、多頭飼いの場合は、他の犬に取られないように慌てて食べる傾向があるので、ごはんはお互いの姿が見えない離れた場所で与えることをおすすめします。

ごはんの形状や回数を変えても様子に変化が見られない場合は、「早食い防止食器」や食べ物を詰められる知育玩具を利用してみてください。

これらを利用することで、物理的に早食いを防げるので安全に食事ができます。

まとめ

フードボウルを見上げている犬

愛犬が心の底からうれしそうにごはんを食べていると、飼い主さんもうれしい気持ちになるのではないでしょうか。

しかし、犬が早食いをすると体に様々な悪影響を与えたり、トラブルを引き起こしたりする可能性があるので十分注意しなければなりません。

できるだけ早食いを防ぎながら、愛犬が楽しく安全に食事ができるようにしてあげましょう。

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