アメリカのイラン海上「逆封鎖」…“開始時刻”すぎホルムズ海峡に異変は? イラン側は反発「海賊行為に等しい」緊迫の無線音声も公開【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2026-04-14 13:16

イランとの直接協議が合意に至らず、トランプ大統領は、ホルムズ海峡を通じてイランに出入りする船を逆に封鎖すると宣言しました。さきほど、その開始時刻の日本時間13日午後11時をすぎ、世界中が行く末を見守っています。世界のエネルギー事情は、今後どうなるのでしょうか。

【写真を見る】「最後の警告だ!」ホルムズ海峡でのイランとアメリカの“音声”

アメリカ  “逆封鎖”宣言 ホルムズ海峡の行方は

世界有数の原油輸送の要衝ホルムズ海峡。アメリカのトランプ大統領が封鎖措置を始めるとした、日本時間13日午後11時が過ぎました。

トランプ大統領(13日・SNSより)
「アメリカ海軍は直ちにホルムズ海峡への出入りを試みる全船舶の封鎖措置を開始する」

トランプ氏がイラン海上の「逆封鎖」を宣言したのは、日本時間の13日未明のこと。

トランプ大統領(12日)
「イランが石油を販売できないよう、他国と協力して取り組んでいる。極めて効果的な措置となるだろう」

アメリカ軍によれば、封鎖措置の対象となるのは、イランの港に出入りする全ての船舶で、
それ以外の船舶については、ホルムズ海峡の航行の自由を妨げないということです。

この措置の理由を「イランが好きな相手に石油を売って利益を得ることは許さない」と説明したトランプ氏。これにイラン側は、国際水域での船舶への制限は違法であり、海賊行為に等しいと強く反発したそうです。

アメリカのCNNテレビによれば、イランは1隻あたり日本円で最大約3億2000万円の通行料と引き換えに、一部タンカーの通航を徐々に認めているといいます。

 「最後の警告だ」ホルムズ海峡での「音声」

ホルムズ海峡を巡る緊張状態はどこまで高まっていくのか。それを示す音声を12日、イランの国営メディアが公開しました。

イラン側
「こちらは革命防衛隊海軍基地。直ちに針路を変更し、インド洋へ戻れ」

声の主とされるのは、イランの革命防衛隊。アメリカの艦艇に警告した際の無線音声とみられます。

イラン側「命令に従わない場合は攻撃対象となる」
アメリカ側「こちらは連合軍艦艇。国際法に基づき通航中である。敵対的な意図はない」
イラン側「これが最後の警告だ!最後の警告だ!最後の警告だ!」

アメリカとイランの戦闘を巡っては、パキスタンで直接協議が行われましたが、核開発やホルムズ海峡などの問題で溝が生まれず、合意には至りませんでした。

トランプ氏がイラン海上の封鎖を宣言したことで、原油価格が大幅に値上がりし、WTI原油先物価格は一時1バレル=105ドル台を付けました。

イラン ガリバフ国会議長
「せいぜい今のガソリン価格を楽しむんだ。いわゆる『封鎖』により、すぐに4~5ドルのガソリンが懐かしく思えるだろう」

イランのガリバフ国会議長は、ホワイトハウス近くのガソリン価格を示した地図をSNSに投稿しました。

一部のメディアからは複数の当局者の話として、トランプ氏が行き詰まりを打開するために、限定的な攻撃再開を検討しているとする報道も出ています。

13日夕方、パキスタンのシャリフ首相と電話会談した高市総理。

高市総理
「協議を通じて、最終的な合意に早期に至ることが重要だという、我が国の立場を伝えました」

パキスタンのシャリフ首相からは「早期沈静化とホルムズ海峡の航行の安全に向け、日本と協力していきたい」との考えが示されたと言うことです。

“逆封鎖”も…イランは攻撃示唆 ホルムズ海峡は“最強カード”

小川彩佳キャスター:
13日午後11時。トランプ氏がイラン海上の「逆封鎖」を宣言したの開始時刻を迎えましたが、イラン側はどう対応するんでしょうか。イラン側の最新の動きを伝えてください。

JNN中東支局長 増尾聡記者:
アメリカが指定した時間を迎えましたが、今のところ大きな動きというのは入ってきていません。

そもそも、ホルムズ海峡の船舶の動きは、既に限定された極めて少ない動きです。ホルムズ海峡の封鎖によって、あまり大きな変化がもたらされないんじゃないかといった声が上がっています。

一方で心配なのは、今後のイランの出方です。イランの革命防衛隊は、アメリカが海上を封鎖すれば、オマーン湾やまたペルシャ湾にある港は、もはやもう安全なものではなくなると、攻撃を示唆しているんです。

アメリカの脅しに対してイランを脅し返しているといった形です。

イランにとってはホルムズ海峡の管理というのは、彼らが持っている強力なカードです。週末にかけて行われた協議でも、そのカードの威力の強さというのを改めて再認識したはずです。

今後もこのホルムズ海峡を巡る動きについて、イランは強硬な立場を崩さないと思いますしそれに伴って、この緊張というのは続いていくものだと思います。

藤森祥平キャスター:
アメリカが「逆封鎖」をするというのもよくわかりませんが、イランは一歩も引かないので、海上戦に繋がってしまうリスクも高まっています。また、イランのパイプが独自にある中国、インドなどの船を止める法的な根拠もアメリカにはない中で、アメリカの狙いは何でしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
政治的には、イランにとっての最大のカードはホルムズ海峡です。トランプ大統領はそのカードを奪いたいというのが狙いです。ところが問題点が山ほどあります。

イランの石油に依存してる中国・インドは戦争当事者ではありません。なので、アメリカが「あなたたちはだめです」という権限は全く国際法上ないため、中国・インドがすんなり引き下がるとは到底思えません。

アメリカは、おそらく場合により臨検や拿捕という脅しをかけます。

そうすると、今度はイラン側がアメリカの船に対して、ミサイル攻撃やドローン攻撃をする。そうすると、イランとアメリカの海上戦になり、また原油価格が暴騰するということも考えられます。

藤森キャスター:
日本に対しては何か求めてきますか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
最近、気になるのはトランプ大統領が「日本や韓国は何もしてくれない」ということを続けて発言してるんですね。

特に今回、ホルムズ海峡周辺に機雷が埋まっているのではないかとみられています。しかし、アメリカには機雷を掃海する技術はあまりありません。そこで、機雷の掃海技術が非常に高い日本の自衛隊に出てくれとトランプ大統領が言ってくる可能性があります。

日本にとっては、その戦闘中の場所に掃海船で派遣する権限は全くありません。法的根拠もないです。ですからこれは高市総理にとっては非常に悩ましい問題になってくると思います。

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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
政治記者歴30年 福島県出身

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