日本代表コーチ就任の中村俊輔氏「素晴らしいというより恐ろしい(笑)」W杯5大会連続選出の長友佑都の“予言”明かす

サッカーワールドカップの日本代表コーチに就任した中村俊輔氏(47)が22日までに取材に応じ、オファーを受けた時の心境や2010年大会で代表活動を共にした長友佑都(39、FC東京)の5大会連続選出について語った。
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森保一監督から正式にコーチ就任へのオファーがあったのは4月1日(日本時間)に行われたイングランド戦後。二つ返事とはいかなかったと言うが、コミュニケーションを取る中で「微々たる力ですけども、何か代表のためにできないかというような心境に変わって」いったという。
4月中旬に就任が発表され、代表選考のミーティングにも参加。「すごい刺激的で、このレベルに参加しなきゃって。違った角度でも(意見を)言わないと、ここにいる意味ない、呼ばれた意味ないって思えるほど、内容の濃い森保さんのミーティング、代表のミーティングだっていうのは感じました」。
森保監督から「『PK担当な』とは言われてないんですけど・・・」としたうえで「準備は進めている」という中村氏。「PKで頭をいっぱいにさせたくない。何がベストな形かっていうのも含めて、自分の中では案があるのでそれを森保さんに提案して、判断していただいて。分析の方と一緒にそういうミーティングを進めている」と話す。
自身は現役時代に司令塔として日本代表をけん引し、2度W杯に出場した。2010年の南アフリカ大会でともに戦った長友佑都(39、FC東京)が5回目の選出となったことを受け、「単純にメンタルが強いんだと思うんすけど、それを現実にしてしまう力は、何か素晴らしいというよりも恐ろしいなっていう(笑)」と話し、報道陣を笑わせた。
さらに「(長友が)『このまま俺、5大会行きますよ』って言ってたんすよ、3年前から4年前に。そしたら現実にこうなるじゃないですか・・・怖いなって(笑)」と明かし、「自分で言って、言霊みたいになって。それをエネルギーに変えて、現実にしてしまうというか。だから尊敬に値するし、チームにとっては大きな存在」と続けた。
今回選出された26人のメンバー中、23人は海外のクラブに所属する。「世界で戦ってる選手たちの言葉、自信が溢れてる。代表の価値が高いんだなっていうのは感じましたね」と今の日本代表選手の印象を語る。「全員で活躍してほしいですし、今まで積み上げてきたことを、より良いコンディションってプレーしてもらえれば」。選手たちに期待を込めた。
■中村俊輔
1978 年 6月24日生まれ、神奈川県出身
桐光学園高から横浜マリノス(当時)に入団。2002年にイタリア・レッジーナに移籍。その後セルティック(スコットランド)、RCDエスパニョール(スペイン)を経て2010年に横浜F・マリノスに復帰。ジュビロ磐田、横浜FCと渡り2022シーズンで現役引退。J1では408試合に出場し73得点。2度(2000、2013)の年間最優秀選手。左足からの正確なキックで、直接フリーキック24得点はJ1歴代最多。日本代表としては国際Aマッチ98試合に出場し24得点。W杯初出場は2006年ドイツ大会で「背番号10」を背負った。