ドジャースは明日6日からパドレスとの地区シリーズ(日本時間6日~)に臨む。メジャー7年目で初のポストシーズンに挑む大谷翔平(30)が5日の公式会見に出席し、今の心境や意気込みを語った。
ドジャーブルーのTシャツとキャップで出席した大谷は「初めてなので、そこに関してはWBCと違うのかなと思いますし、(シーズン最終戦から)1週間くらいあいているので、まずは第1打席しっかりと大事にしたいなと思います」と間近に迫ったPSへの気持ちを口にした。
記者からPSが初めてなので「緊張は?」と聞かれると通訳を介さず英語で「NO!」と即答。会場を沸かせた。
今季はMLB史上初の「50本塁打-50盗塁」を達成し、最終的に「54-59」という前人未到の記録を残した大谷。「誰が見てもすごい。PSに自信を持って臨めるということは?」の質問に、「うーん。毎年そうですけど、1年間健康を保ってプレーするっていうのが一番難しいというか、何かしらトラブルがシーズン中はあるので、それがDHだけでしたので少なかったのが一番良かったと思いますし、PSにこうして健康な状態で挑めるというのがまず一番あると思います。(試合に)出ないと数字も残らないので」と、大きなケガなくPSを迎えられたことに触れた。
さらに山本由伸(26)が第1戦で“PS開幕投手”を務め、日本人2人で共闘。「それはやっぱり嬉しいですね。由伸が来てくれたのも嬉しいですし、もちろんケガもあって本人は悔しいシーズンだったと思いますけど、それでもPS1戦目に先発するっていうのはそれだけ信頼を得ている証拠。自信を持っていいと思いますし、その試合で一緒に出られるっていうのは特別かなと思います」と話した。
また、2戦目はダルビッシュ有(38)がパドレスの先発。「僕の小さい頃のスター選手というか、憧れてた選手の一人なので、そういう選手とPSやるかもしれないっていうのは自分にとってすごく大きいことですし、日本人対決、由伸と投げるのを個人的には望んでましたけど、それは多分ないとのことなので、自分が対戦した時に」とPSでの日本人対決を楽しみにしているという。
「この数日、野球以外でどう過ごしたか」と聞かれると、「いつもよりゆっくりめに起きて、美味しいものを食べて、庭で遊んでという感じでした。はい(笑)」と笑顔をみせ、少しの時間だがリラックスできたようだ。