■MLB 地区シリーズ第5戦 ドジャース-パドレス(日本時間12日、ドジャー・スタジアム)
ドジャース・山本由伸(26)が地区シリーズの最終第5戦、本拠地でのパドレス戦に先発し、5回、63球を投げて、被安打2、奪三振2、四死球1、無失点に抑え、勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。打線も2回にK.ヘルナンデスがソロ本塁打を放ち、1点を先制し1-0でリードしている。
両チーム2勝2敗のタイで迎えた地区S最終戦は、勝った方がリーグ優勝決定Sに進める大一番。そのマウンドを託されたのは山本。ダルビッシュ有(38)とのポストシーズン初となる日本人対決が実現した。
注目の立ち上がり、山本はパドレスの3年連続首位打者、L.アラエスをファーストゴロに打ち取ると、2番のF.タティースJrを空振り三振、J.プロファーもセカンドゴロで三者凡退と、1回をわずか10球で終える素晴らしいスタートを切った。
2回も4番のM.マチャドをライトフライ。続くJ.メリルにはストレートで追い込み、スプリットでセカンドゴロに抑える。X.ボガーツには四球を出したものの、後続を打ち取った。
3回は1死からK.ヒガシオカ、L.アラエスに連打を浴び、1死1、2塁のピンチを招くが、続くF.タティースJrをサードゴロダブルプレーに打ち取り、山本はマウンド上で雄叫びをあげ、ガッツポーズを見せた。
4回に入っても山本は、パドレスの強力クリーンアップを落ち着いた投球で三者凡退に抑えると、5回、先頭のX.ボガーツを内角いっぱいのストレートで見逃し三振、続くD.ペラルタはカーブでセカンドフライに打ち取る。J.クローネンワースにはストレートで相手のバットをへし折りファーストゴロに抑え、緩急を織り交ぜた投球でパドレス打線を抑え込んだ。