「あしたのジョー」「あした天気になあれ」「のたり松太郎」など数多くの漫画で長年に亘って人気を博している、漫画家のちばてつやさんが、自身のブログで文化勲章を受章した日のことを明かしました。
【写真を見る】【文化勲章受章】漫画家・ちばてつやさん 天皇陛下から「有難い御言葉を頂いて・・・」これまでの関係者とファンに感謝
ちばさんは「皇居で️勲章を・・・」と題して「『文化の日』は朝から雲ひとつ無い、秋晴れの好天気。」と振り返っています。「迎えのクルマが来たのであわてて、ご近所の美容院へ行って、奥ちゃんは着物、ワシは羽織袴を着付けてもらって、あたふたと(^^;)(;^^)皇居に行ってまいりました。」と、顔文字もつけつつ、漫画の1ページを描くかのように、生き生きと当日の朝の模様を文章で綴っています。
さらに「広い広い皇居の奥の奥、広くて長い廊下をしずしずと進み、式典が行われる『松の広間』までたどり着くのが大変」と、これも漫画のコマが思い浮かぶような筆致で文章で描写。
そして「天皇陛下から『勲章』と大きな表彰状、そして『それぞれの文化を大切にし、これからも皆さん、身体をいたわって頑張って下さい。』という、有難い御言葉を頂いて・・・」と、天皇陛下と直接対面したときのことを振り返りました。
ちばさんは「この度の受章は、マンガ界の先輩たち、漫画家仲間や原作者、編集さん、アシスタント、そして、フアンの皆々様のおかげです。」「本当に本当にありがとうございました。(合掌)」と、大きな感謝の思いを明かしています。
ちばてつやさんは、受章後の取材に際して「今でこそ世界中の皆さんが、年齢を問わず当たり前のように読んでくれている漫画ですが、私の先輩たちから現在に至る全ての漫画家が、子供の読み物と思われていた漫画を“文化”と認識してもらえるまでに育て上げてきました。今回は、その全ての漫画家たちの創作活動に対してご評価をいただいたのだと、とても嬉しく、誇らしく思います。そのような大切な勲章を漫画界を代表してお預かりすることには、大変なプレッシャーを感じていますが、今後日本の漫画が世界の“文化”の一翼となり、さらなる飛躍を遂げる一里塚として、謹んで承ろうと思います」とコメントしています。
【担当:芸能情報ステーション】