美味しい貝の「ハマグリ」その旬はいつ?砂抜きは必要?冷凍で保存できる?

2023-04-05 19:30

弾力のある歯ごたえと深い味わいが美味しいハマグリ。
お吸い物に入れたり、七輪などにかけて焼いて食べたりと楽しみ方はいくつもあります。
そんなハマグリは、いつごろ旬を迎えるのでしょうか。

そこでここでは、ハマグリの旬はもちろん、砂抜きや保存方法について解説していきます。

ハマグリの旬はいつ?

ハマグリは、かつて日本各地の沿岸で獲れた食材です。
しかし、埋め立てや干拓によって生息域が破壊されていったことで個体数が激減しています。
そして、漁獲できる場所もまた非常に限られてきています。

生産地としては、三重県の桑名や茨城県の鹿島が特に知られています。

ハマグリの旬

ハマグリは、産卵前の春頃から体が膨らむ初夏にかけてが一番美味しい時期、つまり旬であるとされます。
漁獲できる海によって地域差もあるとされますが、特に産卵時期直前の2月から4月にかけてが旬とされることがあります。

ハマグリの保存方法

ここからはハマグリの保存方法について見ていきましょう。

砂抜きは必要なの?

ハマグリを美味しく食すためには、どうしても砂抜きが必要となってきます。

砂抜きは、海水に近い塩分濃度の水に浸しておくのがコツです。
500ccの水に対して大さじ1杯の塩の比率が目安となります。

砂抜きをする際は、容器に直接ハマグリを入れるのではなく、ザルのような網目が開いたものを下に敷いておいたほうがより砂抜きはうまくいきます。
砂抜きで吐き出した砂は、ハマグリが再び吸い込んでしまうことがあります。
それを防ぐために、下に一枚穴の開いているザルなどを用意しておいたほうがいいんです。

冷凍保存はきくの?

砂抜きをしたハマグリも、潮干狩りなどで大量に手に入れた場合などはその場ですぐに調理するとは限りませんよね。
そんな時は、冷凍して保存することができます。
おおよそ2週間程度であれば冷凍しても保存しておけますよ。

冷凍する際は、濡れ布巾をかけて1時間ほど潮出しましょう。
それを密閉可能な袋に入れて冷凍するだけで保存できます。

なお、新鮮なハマグリは3日間ほど冷蔵保存が可能です。
砂抜きしたハマグリを濡れた新聞紙に重ならないように包んで野菜室へ入れると休眠状態に入って若干長持ちします。

縁起物としてのハマグリ

日本では、古くからハマグリが縁起物として重宝されてきたという歴史があります。

「夫婦和合」の縁起物

ハマグリの貝殻は、他のハマグリの貝殻とピタリと合うことはありません。
もともとの貝殻とでないと、形が揃うことはないのです。

そのことから「夫婦和合」や「夫婦円満」の象徴となる縁起物とされてきました。
伝統的な日本の結婚式では、これを理由にハマグリのお吸い物が出されていました。

桃の節句で食されるハマグリ

ハマグリは、女子に良縁をもたらす縁起物ともされてきました。
これは、前述のハマグリが他の個体とは貝が合わないという特性から来た風習の一つとされています。

それもあって、ひな祭りともいわれる桃の節句では、お吸い物に入れて食されてきました。

まとめ

日本で古くから食されてきたハマグリ。
その旬は、産卵前の春頃から体が膨らむ初夏とされています。
中には、年間を通して安定して美味しいとされる事も。

このハマグリは、古くから「夫婦和合」や「女子の良縁」の縁起物とされてきました。

  1. 「人が倒れており大量の血が流れている」マンションで倒れていた男性死亡 外傷あり 事件に巻き込まれた可能性も 埼玉・所沢市
  2. ブラジルで日本人男性が強盗に遭い殺害される 逃走していた男を逮捕
  3. 「お子さんに沢山のアザがあるんですけど、昨晩の様子はどうでしたか?」保育士の私がワンオペママさんに同情できない理由
  4. ロシアのタンカー座礁し重油流出で「非常事態宣言」 油にまみれた海鳥の保護続く… 環境回復には2年かかるとの見方も
  5. 【ニューイヤー駅伝】鈴木芽吹と吉居大和の強力新人がトヨタ自動車に加入 三浦龍司、佐藤一世らとルーキー対決なるか
  6. ユン大統領に3度目の出頭要請 大統領代行の韓首相の弾劾訴追案も国会で発議
  7. 【脳トレ】「掟」の中に紛れて1つ違う文字がある!?あなたは何秒で探し出せるかな??【違う文字を探せ!】
  8. JALサイバー攻撃で発生のシステム障害が復旧 きょうはほぼ通常通り運航予定
  9. 来年の食品値上げ 4月までの数はすでに6000品目超
  10. カザフスタンで38人死亡の旅客機墜落 “ロシア軍の地対空ミサイルの誤射が原因”と欧州メディア報道
  11. 渋谷駅近くの交差点でタクシーにはねられ歩行者の女性死亡 運転手を現行犯逮捕
  12. 猫の悪いイメージを一新させた19世紀の画家 猫を愛し、猫の魅力を描き続けた生涯 英国
×