![東京ヴェルディ、またも16年ぶりのJ1勝利ならず!1-2と新潟に逆転許すも後半終了間際に追いつきドロー](/assets/out/images/jnn/1055451.jpg)
■サッカーJ1・第4節 東京ヴェルディーアルビレックス新潟(16日、東京・味の素スタジアム)
ここまで1分2敗の東京ヴェルディが、ホーム開幕戦でアルビレックス新潟と2-2の引き分けに終わり、J1で16年ぶりとなる勝利はまたもお預けとなった。
東京Vは3試合を終えて1分2敗の18位。3試合全てで後半の最終盤にPKを献上し失点している。一方、新潟はここまで2勝1敗の5位。今季初の連勝を狙う。
16年ぶりのJ1に復帰した東京Vは前半8分、敵陣内で染野唯月(22)が倒されフリーキックを得る。ゴールまで20mほどの位置から山田楓喜(22)が左足を振り抜くとカーブがかかり、相手GKの手をかすめゴール左隅に突き刺さった。東京Vが序盤に貴重な先制点を奪う。
22分にはキーパーと1対1の決定的な場面を迎えるが、チャンスをモノにできない。その3分後にも、中央付近でボールを持った主将、森田晃樹(23)が2人を交わしてから左サイドを走る見木友哉(25)にパスを送る。見木がそのまま持ち込み左足で強烈なシュートを放つが、GKのファインセーブにゴールを阻まれる。
怒涛の攻撃を見せる東京Vだが、新潟に一瞬の隙を突かれる。32分、相手コーナーキックからファーサイドにいた谷口海斗(28)に打点の高いヘディングシュートを決められ、1-1の同点に追いつかれ前半を終える。
後半6分、まず東京Vにチャンスが訪れる。ワンタッチでボールを繋ぎ、右サイドからクロスを入れる。しかしゴール前に詰めた山田に合わず、ボールは流れてしまう。DF陣も初勝利へ向け奮闘、林尚輝(25)を中心に最終ラインを統率し、新潟の攻撃を跳ね返す。
一進一退の攻防が続く中、後半25分、東京Vに痛恨のミスが出る。自陣でボールを持った谷口栄斗(24)がGKに中途半端なバックパス。これを新潟、入ったばかりの長倉幹樹(24)に奪われると、そのまま強烈なシュートを浴びてゴールを許す。1-2と逆転されてしまう。
これで流れは新潟に移り、試合の主導権を握られた東京Vは、相手の猛攻に合い自陣内で過ごす時間が増える。それでも、試合終了間際の後半45分、 ペナルティエリア内で見木がパスを送ると、途中出場の翁長聖(29)が中央から左足を振り抜き、ゴール左上に決め、土壇場で2-2の同点に追いついた。アディショナルタイムは6分あったが、追加点は奪えず、そのままタイムアップ。東京Vは4戦目でも勝利はならなかった。