石川祐希「“メダル”っていう言葉を発しても恥ずかしくないようになった」、髙橋藍は「えっ大丈夫?」意外な一面明かす

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2024-06-03 17:00
石川祐希「“メダル”っていう言葉を発しても恥ずかしくないようになった」、髙橋藍は「えっ大丈夫?」意外な一面明かす

バレーボール・男子日本代表の石川祐希(28)と髙橋藍(22)がネーションズリーグ第2週の福岡ラウンド(4日開幕)からチームに参戦。合流を前に対談した二人に、今の日本バレーの強さを聞いた。さらに髙橋は、石川の“マイペース”な一面を明かした。

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世界最高峰・イタリアセリエAでプレーした石川・髙橋

今季はイタリア・セリエAでプレーをした二人。石川(ミラノ)は自身9季目でチームの最高順位となるプレーオフ3位、3季目の髙橋(モンツァ)はチーム史上初となる決勝進出を果たし、エースとして準優勝に導いた。

近藤夏子アナウンサー:シーズン中はお互いに活躍していることは気にしていたんですか?

石川祐希:気にはしてます。

髙橋藍:結構連絡してましたよね。祐希さんは「調子よかったね」とか言ってましたよね。

石川:怪我したときとか、「やった?」って(笑)「グキッていってたな」みたいな感じはありました。

髙橋:「結構ひねったな」みたいな。

近藤:お互いセリエAで2人でやってるっていうのは心強いものだったんですか?

石川:そうですね。同じ日本人として、イタリアというトップリーグで戦うのは多くないので、すごい励みや刺激になってましたね。

髙橋:石川選手がイタリアでやられてるっていうところで、何でも聞いたり、イタリアのシーズンが始まる前も石川選手に聞いていたので、本当に心強いですね。

近藤:プレーオフのスパイクの得点ランキングは石川選手が1位(205得点)、そして髙橋選手が3位(184得点)という結果でしたが、ご存知でしたか?

石川:知らなかったです。

髙橋:すごくないですか?しかも1位(石川)、2位(F.レガース、201得点)がどちらもミラノの選手で、その中で石川選手が1位をとってるって、それだけ信用されてるんだなと思います。

石川:僕が得点を取っていたっていうのは嬉しいですし、同じ日本人がこういうランキングに2人いるっていうのは素晴らしいことだと思います。日本人の評価はやっぱり上がるんじゃないかなと思いますね。

近藤:髙橋選手は自身の結果を振り返っていかがでしょう?

髙橋:非常に嬉しいですね。それだけ託されるようになってきたんだなっていうところも見られますし、日本人選手で自分も認められるというところに、こういう結果は大事になってくるんじゃないかなと思います。

石川は来季からイタリアの強豪ペルージャへ、髙橋は3季過ごしたイタリアを離れ、兄・塁と同じ日本のチーム、サントリー・サンバーズへ移籍することが決まっている。

スキンケアに1番こだわっているのは“西田有志”

(石川と高橋がお互いのイタリアの自宅を映像で紹介)

近藤:(石川の家に)遊びに行ったことは?

髙橋:泊まりました。もうすごいですよ、超綺麗好きです。キャリーの中の服も、びっっっちり並んでます。整ってますよね。

近藤:泊まりに行ったときもいろんな発見ありました?

髙橋:洗面台にいっても、いろいろ化粧水や洗顔とかも、ちゃんと並んでます。もうきれ~に。すげぇなって。

近藤:遠征先でもそうなんですよね?

石川:遠征先でもそうだね、割と。

近藤:それがいま自分の心を表してるみたいな感じなんですかね?乱れたらちょっと乱れてるかなとか。

石川:そうですね。普段があんな感じなんで、ちょっと乱れていたらもしかしたらストレスたまってんのかなみたいな。ちょっともうそれすら戻すのも疲れてんのかなとか、思ったりはするので、それを一つ目安にはしたりはしてます。

近藤:続いて髙橋藍選手のご自宅の様子です。綺麗ですよね。髙橋選手の部屋も。(棚には化粧品がいくつも並んでいる)スキンケアにこだわっているようなんですが・・・

髙橋:こだわってるのかな?

石川:最近多いよね。代表でも。「何の化粧水を使ってんの?」とか話したりします。

近藤:一番こだわってる選手はどなたですか?

石川:西くん(西田有志、24)とか結構こだわってない?僕も結構それなりにちゃんとしてるんで。「これ知ってる?」って言ったら西田は意外と何でも知ってますね。

近藤:噂によると、石川選手は遠征先の洗顔とか洗剤とか畳んだ服も綺麗にしてるけど、結構マイペースだという話も・・・

石川:めちゃくちゃマイペースだと思います。

髙橋:マイペースですね。結構時間ギリギリだったりも・・・

石川:時間は守るんですよ。

髙橋:守るんですけど、「えっ大丈夫?間に合う?」みたいな(笑)「ミーティングがこの後あるのに・・・」という感じで結構ゆっくりしていますね。

石川:時間通りに、ちゃんと間に合ってます。オンタイム1分前くらい。みんな大体5分前とかに行くので大体一番最後ですね。ミーティングのときも最後に現れますね。

髙橋:僕は5分前ぐらいに行ってると思いますね。

石川祐希、髙橋藍の考える日本の強み

男子日本代表を牽引する石川と髙橋が考える日本の強みとは。「スパイク」、「レシーブ」、「ブロック」、「サーブ」の4つの札から一つだけ選んでもらった。

近藤:せーの!(髙橋は「サーブ」、石川は「レシーブ」の札を挙げた)

髙橋:うわ、そっちか。

石川:俺もサーブか迷った。

髙橋:僕も「レシーブ」と「サーブ」で迷ったんですけど、レシーブがいいのは、日本の強みとして元々あるのかなっていう。ここ数年、すごいサーブが強くなって、そこから日本のレシーブ力を生かせてるので、サーブが強くなって世界との差も生まれてきたってところでは、サーブなのかなって思いましたね。

石川:僕も一緒の意見というか、多分彼と逆になるんですよ。サーブはそれなりに個人技でサーブが強い選手は今までもいたかなと思ってるんですけど。レシーブに関しては、彼もそうですし、リベロの選手も他の選手もだいぶ上がってきたから、サイドアウトが簡単に取れるようになって、プラスでサーブは元からいいので、それでブレークできるのかっていう感じですね。

石川と髙橋の対談前に、西田有志(24)、宮浦健人(25)、山本智大(29)、大塚達宣(23)、関田誠大(30)、髙橋健太郎(29)の男子日本代表6人にも同じ質問をすると全員一致の「レシーブ」だった。

髙橋:すごっ。うわ、「レシーブ」挙げとけばよかった。めっちゃ迷ったんだよ。

石川:ほら(笑)

近藤:これだけバラバラに聞いても皆さん「レシーブ」と挙げるくらい、やはり日本代表には大きな武器となっているんでしょうか?

石川:そうですね。「レシーブ」は一つの武器になってるし、そこが崩れたらやっぱり勝てないので。「サーブ」、「ブロック」、「スパイク」に関しては、海外のチームは基本いい選手はいいんですよ。でもレシーブがすごいいいチームってなかなかいないので、そこが僕たちの強みとして挙げられるのは強いなと思います。

近藤:日本代表はレシーブをどの海外の国よりも最後まで取りに行くなと、見ていて感じるんですが、そこについてはいかがですか?

髙橋:執念というか、ボールに対する執着は全然違うなって僕も感じますね。やっぱり海外の選手だと諦めてしまったりとか、スピード感も全然違ったりするので。日本選手はやっぱりそこのボールを落とさないっていう気持ちに対してはもうどこにも負けてないなと思いますね。

近藤:でも、サーブももちろん日本代表の強みですよね。

髙橋:サーブもそうです。レシーブは僕の中でもう当たり前だと思ってる。もう強みとしては当たり前、レシーブは日本は強い。はい、ちょっと何か挽回しとかないといけない(笑)レシーブは強いんです。

近藤:これだけみんなが同じものを挙げるということは、それだけもうチームがまとまってることを表していますよね。

石川:そうですね。(髙橋は)元からレシーブがいいので。(6人では)大塚選手、宮浦選手以外が前からずっと代表にいて、そのときはサーブはありましたけど、レシーブは安定はしていなくて、髙橋選手が入ってきてレシーブがさらに安定したというか。大塚選手もレシーブがいいですし、そういった若い個の力もやっぱりあるから、僕たちは「レシーブ」って答えるし、髙橋選手はそれが当たり前だと思ってるからサーブと答えたのかなというふうに思います。

髙橋:ナイスフォローです(笑)

ネーションズリーグ、第2週・福岡ラウンドから石川・髙橋が参戦

すでにパリ五輪出場権を獲得しているバレーボール男子日本代表は、強豪セルビアにストレート勝ちを収めるなどブラジルで行われた第1週を3勝1敗で終えた。イタリア・セリエAでプレーしていた石川と髙橋は第1週には参加せず、4日から始まる第2週福岡ラウンドから合流する。

近藤:ネーションズリーグへの意気込みを石川選手から伺ってもいいですか?

石川:最初の1週目に出られていないのは、ちょっと残念ではありますけど、2週目、3週目としっかり勝ってファイナルに進出して、目標である昨シーズン以上の成績を収めたいと思います。

髙橋:自分自身も2週目からの参加になるので、そこに対してしっかりと準備をしていかな
いといけないですし、本当にネーションズリーグが、この先のオリンピックにもすごく関わってくると思ってるので、このネーションズリーグでしっかりと去年以上の成績を目標に頑張りたいなと思いますね。

昨年のネーションズリーグでは国際大会で46年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した男子日本代表。五輪では52年ぶりの悲願のメダル獲得を狙う。

近藤:「メダルをとれるように頑張る」って言ってたときから「メダルをとる」っていうふうに変化したときって、いつからなんですか?

石川:去年くらい?去年の目標は「ベスト4」だったよね。「メダル」って多分言ってないと思うので、そこでメダルをとってからちょっと僕たちの考え方も変わったし、自信もついたし、「メダル」っていう言葉を、「メダルをとる」っていう言葉を発しても違和感がないというか、恥ずかしくないようになったのかなとは思いますね。

近藤:そしていよいよパリ五輪も近づいてきましたが、このパリへの目標と意気込みを一言でお願いします。

石川:メダル獲得です。

髙橋:メダル獲得ですね。

近藤:そのためにどういうところをこれから続けて、どういうふうに変えていきたいっていう部分はありますか?

髙橋:僕の中で今言える目標としては、メダル獲得なんですけど、去年ネーションズリーグで3位になって、その景色を見た中で、そこに対してのイメージっていうのが今の日本代表は持てていると思う。僕もそうですけど、決勝を世界大会では経験したことがない。やっぱりその決勝にネーションズリーグで行けるか行けないかっていうところで、オリンピックの目標が、メダル獲得よりもさらに金メダルであったり、銀メダルの意識とかイメージが持ちやすいと思う。だからまずはネーションズリーグでしっかりと決勝の舞台に行く。そこのイメージを持つことがオリンピックに対してしっかりと明確に目標を作れるのかなと思います。

石川:僕も重なりますね。オリンピックでメダルっていうのは、やっぱり銅メダルを国際大会でとった1回の経験があるのでイメージはできますけど、その先の金、銀はイメージがまだできてない状況ではある。そこをイメージできるようにするためにも、目標を具体的にするためにも、このネーションズリーグで決勝に進むっていうことが一つ大事になる。そのイメージを掴むために、パリ五輪で結果を出すために、このネーションズリーグでは絶対にまず決勝に進出して、昨シーズン以上の成績を収めることがとても重要だと思います。

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