夏に入ると旬を迎えるトウモロコシが店頭に並び始めます。愛犬と一緒に楽しみたいという方も多いのでは?今回は、犬に『トウモロコシ』を与えても大丈夫なのか、また与える際の注意点や1日の適正量などを解説します。
犬に『トウモロコシ』を与えても大丈夫?
夏になるとスーパーなどで見かけることが増えるトウモロコシ。甘くておいしいトウモロコシを愛犬と一緒に楽しみたいという方も多いでしょう。
トウモロコシは、犬にとって毒となる成分が含まれていないため、与えても健康に大きな問題が生じることは少ないです。
ただし与え方や与える量を守らなければ、安全な食材も肥満の原因になったり健康に悪影響を与えかねないので注意しましょう。
トウモロコシの絶対NGな与え方!正しい与え方は?
犬にトウモロコシを与える時は、正しい与え方を守る必要があります。ここではトウモロコシの絶対NGな与え方と正しい与え方を紹介します。
1.加熱せずに生のまま与える
トウモロコシを加熱せずに生のまま与えてしまうと、犬にとって表面が硬く胃腸で消化しにくくなってしまいます。消化不良を引き起こすと腹痛や下痢、便秘、嘔吐などの症状につながりやすいですし、肥満の原因になることも。
犬にトウモロコシを与える際は、必ず茹でるなど加熱して与えてください。子犬や老犬の場合は、ペースト状にして与えるとより消化しやすくなりますよ。
2.一回に与える量が多すぎる
トウモロコシを与え過ぎてしまうと、消化不良を引き起こしたりカロリー過多によって肥満の原因になります。
一般的な目安となる1日の摂取許容量は、小型犬は1/6〜1/5本、中型犬は半分、大型犬は1本です。この量を超えてしまうと食べ過ぎとなってしまうので注意しましょう。
3.芯付きのまま与えてしまう
トウモロコシを芯がついたまま与えてしまうと、喉に詰まらせたり噛んだ際にかけらを飲み込んでしまい、消化できなくなる恐れがあります。
トウモロコシの芯は不溶性なので、腸に入ってしまうと腸閉塞などを引き起こす危険性もあります。命に関わる危険な症状なので、絶対に与えないようにしましょう。
4.調味料で味付けをする
すべての食材に言えることですが、犬に与える食べ物には絶対に調味料を使用しないでください。糖分や塩分の過剰摂取になったり、調味料に含まれる原材料の中に犬にとって有毒な食品が含まれている可能性があるからです。
特に焼きトウモロコシは、醤油などで味付けするご家庭も多いでしょう。犬にとっては塩分過多となってしまうので調味料は使わず、加熱だけして素材そのままの味を楽しんでもらいましょう。
5.初回でアレルギーの可能性に配慮しない
トウモロコシを初めて与えるときは、必ず数粒のみ与えて様子を見てください。愛犬がトウモロコシ(穀物)にアレルギー反応を引き起こす恐れがあります。
トウモロコシを食べた際に見られるアレルギー症状には、痒みや皮膚炎、下痢、嘔吐、目の充血などが挙げられます。アレルギー症状が重症化すると危険なので、絶対に初回から通常量を与えることは控えてください。
まとめ
いかがでしたか。犬はトウモロコシを飼い主と一緒に楽しむことができます。しかし、今回紹介したようなNGな与え方に気をつけ、正しい与え方を守ることが重要です。安全に健康的に楽しむためにも、適量や与え方を守ってくださいね。
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