米国の有名ハードロックバンド「エアロスミス」が現地時間2日、ツアー活動からの完全引退を公式サイトを通じて発表しました。2023年9月の公演中に咽頭を負傷したヴォーカルのスティーブン・タイラーさんについて、数か月の加療を経たうえで「完全な回復が不可能」と診断されたことを明かし、ツアー活動からの完全引退を決断したとしています。
【写真を見る】エアロスミス ツアー活動引退を決断「スティーブン・タイラーの声は戻らない」50年以上の日々に感謝「皆さんの人生のサウンドトラックに」
公式サイトでは、1970年に誕生したエアロスミスの日々を振り返り「その炎が皆さんと共に50年以上、燃え続けています」「ライブハウスで、巨大ツアーで、そして皆さんのプライベートで、皆さんは私たちに、皆さんの人生のサウンドトラックの一部とならせてくれました」と、ファンに向けて強く大きな感謝と愛情を掲げました。
そして、ヴォーカルのスティーブン・タイラーさんの状態について「彼は何ヶ月もかけて、怪我をする前の声を取り戻すために、全身全霊で取り組んできました」「最高の医療チームを共にしながらも、スティーブンは苦闘し続けていました」「悲しいことに、彼の声が完全に回復することは不可能だと、明らかになったのです」と伝えました。
公式サイトでは「エアロスミス」を支えたスタッフ・チーム・そして全世界にわたるファンへの感謝の思いを綴り「私たちの音楽を、今もこれからも大音量で聴いてください。夢を見続けてください。皆さんのおかげで私たちの夢は実現しました」と尽きぬ思いを込めています。
【担当:芸能情報ステーション】