北朝鮮の大規模な水害被害について、ロシアのプーチン大統領が見舞いと人道支援の用意を伝えました。これに対し、金正恩総書記は「支援は必要になれば求める」としています。
【動画】北朝鮮、洪水被害で「必要になれば支援求める」 ロシアのプーチン氏が見舞い
北朝鮮メディアによりますと、3日、プーチン大統領がロシアにある北朝鮮大使館を通じて金総書記に北朝鮮での大規模水害に対する見舞いの連絡をしました。プーチン大統領は「復旧に向けた人道支援を速やかに提供する用意がある」と伝えたとのことです。
これに対し、金総書記は感謝の意を示したうえで、「国家的な対策が講じられていて、計画的に復旧が進められる」とし、現時点で外国からの支援は必要ない考えを強調しています。
北朝鮮では先月27日、大雨によって中国との国境を流れる川が氾濫。韓国メディアは、今回の水害で死者・行方不明者が1500人以上にのぼる可能性があると報じていますが、北朝鮮は被害地域から4200人を救助し、「人命の被害はない」と主張しています。