亡くなった愛猫への思いの馳せ方には、こうしなければいけないという決まりはありません。最近では、供養行事への考え方が多様化しており、故人だけではなく亡きペットにも「お盆」があるという考え方も広まりつつあります。ここでは、亡き愛猫をお迎えする3つの作法をご紹介していきますので、参考にしてみてください。
そもそもお盆とは?
故人を自宅に迎え入れる供養行事が「お盆」とされています。
古来から伝わる日本の風習であり、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という正式名称が、いつしか「お盆」と略されるようになりました。
地域によって実施する期間に若干違いがありますが、7月もしくは8月の夏のシーズンに行われることが一般的です。
基本的に4日間にわたって行われ、初日のお迎えから、法要や会食が行われる中日、最終日のお見送りのステップまでがあります。
ここからは、故人を「亡き愛猫」に置き換えた作法を3つご紹介していきますが、必ずやらなければならないことではありません。
作法だけに縛られることなく、亡き愛猫を深く偲びましょう。
亡き愛猫をお迎えしたいときの作法3つ
1.お迎えの作法
盆入りと呼ばれる初日は、亡き愛猫をお迎えする日です。
亡き愛猫が帰ってくるときに迷わないように、玄関先に火を灯してあげましょう。
道しるべにするためとはいえ、お住まいの環境や当日の天候によっては、直接火を灯すことが難しい場合も考えられます。
最近では、LEDタイプのペット用の盆提灯なども販売されていますので、状況に応じて活用してみてください。
「お墓参り=お迎えに行く」とも考えられていることから、できれば初日のうちにお墓参りに行くのがベストでしょう。
2.中日の作法
お迎えをした後は、生前と同じような感覚で、亡き愛猫をおもてなしします。
例えば、亡き愛猫が好きだったおやつやオモチャをお供えすると、喜んでもらえそうです。
かつての思い出話に花を咲かせたり、心の中で語りかけてあげたりしても、自然と想いが伝わることでしょう。
筆者が調べてみたところ、お盆期間中に愛猫の気配を感じるという、不思議な体験をした人もいるようです。
3.お見送りの作法
最終日も、盆入りのときと同じように、火を灯すことが作法とされています。
一般的に盆入りは「迎え火」、最終日は「送り火」と呼ばれ、作法に違いはありません。
この日はお見送りのために、再度お墓参りに行く場合もあります。
ちなみに、その際の服装は、あまり神経質に考えなくてもよいでしょう。
とあるペットのお墓参りに関する実態調査によれば、過半数の人が「服装は気にしない」と回答している結果となっています。
まとめ
お盆は、日本の供養行事であり、7月もしくは8月の時期に行われることが一般的です。
お迎えの際は、迎え火と呼ばれる火を灯し、お墓参りに行きます。
中日は、亡き愛猫にお供え物をしたり、思い出を語り合ったりましょう。
最終日は送り火でお見送りしたり、再度お墓参りに行ったりする作法もあります。
これらの作法は、必ずやらなければいけないという決まりはなく、何よりも愛猫を心から偲ぶことが大切です。
あくまでも、飼い主さんらしいやり方で、亡き愛猫に寄り添っていきましょう。
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