■MLB レイズ 2ー3 アストロズ(日本時間14日、フロリダ州セントピーターズバーグ、トロピカーナ・フィールド)
アストロズの菊池雄星(33)が敵地でのレイズ戦に今季25度目の先発、5回2/3、92球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球0、失点1(自責点1)で防御率は4.49。移籍後2連勝で今季6勝目、チームも7連勝となった。
シーズンも残り44試合、ア・リーグ西地区首位のアストロズは6連勝中で2位とのマリナーズとは0.5ゲーム差。少しでも差を広げていきたいところ。
この日の相手はレイズ、3日の移籍後初登板で球団史上最多タイの8者連続三振をマークしたチーム、あれから10日で再び対戦となった。立ち上がり、1死から2番・D.カールソン(25)を内角スライダーで空振り三振に奪うなど落ち着いたピッチングで3者凡退に抑えた。
2回には4番・C.モレル(25)、5番・J.カミネロ(21)をストレートで2者連続三振に抑えたが6番・J.カバジェロ(27)にはストレートをレフトへ運ばれてツーベース。続く7番・J.ロウ(26)にはスライダーをセンター前へタイムリー、1点を失った。
それでも好調のアストロズ打線は3回、2死一、二塁からY.ディアズ(25)がセンター前へ同点タイムリー、すぐに菊池を援護した。
その裏、菊池は3者凡退に抑えたが、前回、8者連続三振をマークした時にはチェンジアップの割合が全投球数の26%だったが、今回は序盤の3回まで59球を投げてわずか5球となった。
2対1と勝ち越してもらった菊池は勝ち投手の権利がかかった5回、先頭打者のJ.ロウ(26)をストレートでサード後方のフライ、これをA.ブレイグマン(30)が背走してスライディングキャッチ、好プレーに菊池もガッツポーズを見せた。菊池はこの回、11球中10球がストレートと前回と配球をがらりと変えて、この回も3者凡退に抑えて勝ち投手の権利を手にした。
すると、6回、5番・J.ペーニャ(26)がレストスタンドへ11号ソロで追加点、好投の菊池に大きな援護点となった。その裏もマウンドに上がった菊池は簡単に2死を奪ったが3番・B.ロウ(30)の打ち取った打球をセカンドの名手、J.アルトゥーベ(34)がエラー。菊池は走者を背負ったところで降板となった。
菊池は5回2/3、92球を投げて、被安打3、奪三振5、四死球0、失点1(自責点1)で防御率は4.49。前回、チェンジアップは全投球数の26%だったが、今回は91球の内、わずか10球、10.9%となった。菊池は移籍して2連勝で今季6勝目、チームは7連勝となった。2位のマリナーズがタイガース戦で敗れて、ゲーム差も1.5となった。