旅行や帰省で新幹線を使う機会も多いと思いますが、今、みどりの窓口が大混雑しているようです。なぜ、窓口に並ぶのか?券売機や他の方法はないのでしょうか。
【写真を見る】「みどりの窓口」なぜ並ぶ?券売機でも座席・時間の変更、払い戻しも可能 “チケットレス乗車”でホームや座席で待ち合わせも【Nスタ解説】
なぜ「みどりの窓口」に並ぶ? 利用者「やっぱり窓口で買うのが安心」
上村彩子キャスター:
切符が買える場所は主に、みどりの窓口、自動券売機、インターネットの3つがあります。
方法はいろいろありますが、なぜ「みどりの窓口」に並ぶのでしょうか。
利用者の声
「行きと帰りの行程を伝えたら色々アドバイスくれた!」
「窓口の人が『左側は海が見えます』と教えてくれた」
「やっぱり窓口で買うのが安心」
利用者の声からはこのような声がきかれました。
井上貴博キャスター:
飛行機や高速バスなどではインターネットで予約して、QRコードを持って行けばすぐに乗れます。
新幹線はそうではありませんから、「みどりの窓口」に頼ってしまうことがあるのかもしれません。
田中ウルヴェ京さん:
インターネットでいろいろできるようになり、だいぶ便利になりましたが、「話した方が安心」という方もいるので、(利用者は)なかなか減りそうにないですね。
ホラン千秋キャスター:
慣れるまでは、「本当に買えているのか」「本当に乗ることができるのか」と不安が拭えませんでした。
上村キャスター:
特に若い世代は切符を買ったことがないため、不安に思う利用者もいるそうです。
新幹線の券売機で変更・払い戻し可能 乗車券と特急券の違い、知ってますか?
上村キャスター:
乗車券と特急券の違いは何なのでしょうか。
乗車券は、「乗車区間に応じて必要な券」、特急券は、「新幹線や特急列車に乗るために必要な券」です。
▼東京駅から新大阪駅に行きたい場合、乗車券は目的地までの区間が必要です。新幹線で新大阪駅まで行く場合は、乗車券とは別に特急券も必要です。
▼新大阪駅で乗り換えて、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のあるユニバーサルシティ駅まで行く場合、乗車券は目的地(東京駅ーユニバーサルシティ駅)まで必要です。特急券は東京駅ー新大阪駅が必要です。
「みどりの窓口」に並ぶ理由として、「座席の変更をしたい」、「時間の変更をしたい」、「払い戻しをしたい」というのが多いのですが、そもそも新幹線などの券売機では何ができるのでしょうか。
【座席の変更】
券売機では、1回なら座席の変更が可能。2回目以降は窓口に行く必要があります。
【時間の変更】
時間の変更も可能ですが、同じ乗車日・区間・金額である場合に券売機で変更できます。
【払い戻し】
払い戻しも可能で、購入直後であれば、手数料は無料です。
券売機にチケットを入れて、払い戻しボタンを押せば、現金が出てくるそうです。
※一部条件あり
ネット予約で“チケットレス”乗車 ホームや座席で待ち合わせも
上村キャスター:
JR東日本の「えきねっと」であれば、切符の予約・購入、座席・列車の変更、払い戻し(キャンセル)も駅に行かずにインターネットで手続きできます。
時間の変更は、何度でも可能だということです。
※JR東日本エリア内など条件あり
ホランキャスター:
駅に向かう途中で渋滞などがあると、「時間を変更したい」という状況になる可能性がありますからね。
上村キャスター:
「新幹線eチケットサービス」では、新幹線を予約してSuicaやPASMOなどに紐づければ、チケットレスで乗車することが可能です。
4人で旅行に行く場合、ネット予約した人が同行者のSuicaを紐づけると、予約者以外の3人は何もせずに、手元のSuicaなどで新幹線に乗車できます。
※Suicaの後ろに記載されている番号で紐づけが可能
田中ウルヴェ京さん:
新幹線の改札にSuicaをタッチすると感動しますが、感動しているうちに、出てくる券を取り忘れそうになりました。
上村キャスター:
東京駅は広いので同じ新幹線に乗る友人同士でも、別々の改札を利用したい場合もあると思います。チケットの受け渡しをせず、ホームや座席で待ち合わせができるのはとても便利ですよね。
井上キャスター:
「えきねっと」はとても便利ですが、JR西日本とまたがると別のサービスになりますので、そのあたりを整備してもらえると良いのかなと感じます。チケットレス、人件費削減には、もう一歩というところかもしれません。