■陸上・富士北麓ワールドトライアル2024(18日、山梨・富士山の銘水スタジアム)
男子200m決勝で世界陸上ブダペスト代表の水久保漱至(25、宮崎県スポ協)が、20秒14(+0.1m)の大会記録をマークして優勝。来年9月に開催される東京世界陸上の参加標準記録(20秒16)をクリアした。
予選は20秒54(+1.4m)の組1着で決勝に進んだ水久保は、決勝では後半からスピードに乗り、昨年記録した自己ベスト(20秒43)を塗り替える20秒14でフィニッシュ。
レースを終えた水久保は「コンディションとしては良かったので、しっかりタイムを狙おうと思っていたんですけど、ここまでとは思ってなかったので嬉しいです」と話し、「去年、今年と日本選手権で表彰台に上がったんですけど、個人として代表を逃してしまうっていうことが続いたので、しっかりと来年は個人で代表を勝ち取れるように。それに向けてやっと一歩踏み出せたのかなと思います」と手ごたえをつかんだようだ。
東京世界陸上の記録有効期間が8月1日からスタート。水久保は23年の世界陸上では4×100mリレーで代表に選出されたが、パリ五輪での代表入りは叶わず。だが今大会で快走をみせた水久保は、個人での代表切符獲得へ早くも名乗りを上げた。