中国で去年3月、アステラス製薬の日本人社員の男性が拘束された事件で、中国の検察当局が男性を起訴したことがわかりました。
【写真を見る】中国で拘束のアステラス製薬50代日本人社員 検察当局が起訴 拘束は長期化の可能性
この事件は去年3月、アステラス製薬の50代の日本人男性社員が北京からの帰国直前に、反スパイ法などに違反した疑いで中国国家安全当局に拘束されたものです。
北京の日本大使館によりますと、中国の検察当局は今月中旬、男性を起訴したということです。
日本政府は男性の早期解放を求め、去年11月の日中首脳会談の際も岸田総理が直接働きかけていますが、進展はみられておらず、今後、公判手続きが行われるため、男性の拘束は長期化する可能性があります。