犬が死ぬかもしれない『夏のトラブル』5選 愛犬の命を守るために飼い主がすべきこととは?

2024-08-25 12:00

夏はさまざまな場面で危険が潜んでいます。夏に起きがちなトラブルは、愛犬の命を奪ってしまう恐れもあるので事前に対策しなければいけません。今回は犬が命を落とす可能性もある『夏のトラブル』を確認しましょう。

犬が死ぬかもしれない『夏のトラブル』5選

水遊びする犬

夏は暑さやレジャーなど、さまざまなトラブルが懸念されます。うっかりしていると、犬が命を落とすほど危険な事態に陥りかねないので、犬が死んでしまうかもしれない恐ろしい『夏のトラブル』を把握しておきましょう。

1.脱水症状

まずは暑さによる脱水症状に注意が必要です。散歩中の水分補給はもちろん、留守番中に水分が足りなくなってしまい、飲みたくても飲めない状況に陥ってしまう危険性があります。

脱水症状になると嘔吐や下痢、元気消失、息遣いが荒くなるなどの症状が見られるようになり、そのまま放置してしまうと、最悪の場合には栄養失調や重症化によって、命の危険も考えられます。

2.熱中症

暑そうに座り込む犬

夏のトラブルといえば、熱中症を思い浮かべる人も多いでしょう。6月頃から気温が高くなり始めるため、すでに対策しているご家庭が大半だと思います。

熱中症は治療が遅れると死に至る危険性の高い症状です。散歩中、お出かけ中だけでなく、室内でも室温調整が上手くできていないと熱中症に陥る危険性があります。

また、留守番中に何らかの原因でエアコンが停止してしまった場合、室温は急激に高くなるため非常に危険です。最悪の場合に備え、クールマットや扇風機なども用意しておきましょう。

3.食中毒症状

夏場は細菌が活発化するため、犬が口にするものが細菌繁殖してしまい、食中毒の原因にならないよう気をつける必要があります。

食中毒症状が重症化してしまうと、食欲不振による脱水症状や栄養失調に陥る危険があります。最悪の場合、衰弱死してしまう恐れもあるので、犬の口に入る食材や水など雑菌が繁殖しないよう注意しましょう。

4.水中毒

川で水遊びする犬

水分補給は大事ですが、あまりにも大量の水を飲みすぎると『水中毒』という症状を引き起こすことをご存知ですか。水分が排出できなくなり低ナトリウム血症を発症することで、最悪の場合には死に至る危険性があります。

特に水場に遊びに行く場合、知らぬ間に水をガブガブと摂取してしまい、水中毒に陥る犬も少なくありません。ふらつきやお腹の膨れ、呼吸の乱れなどが見られる場合は、動物病院へ連れて行くべきでしょう。

5.川や海での水遊び中のトラブル

夏は川や海に愛犬を連れて行くご家庭も多いでしょう。その際、水遊び中に自然の脅威にさらされてしまい、溺れてしまうなどのトラブルも懸念されます。

実際、過去には川で遊んでいた際に水流に飲まれてしまい、溺死してしまうという事故も発生しています。特に子犬や老犬、小型犬は泳ぐ力が弱いため、浅瀬で飼い主の手の届く範囲で遊ばせてください。

愛犬の命を守るために飼い主がすべきこと

水を飲む犬

夏に愛犬の命を守るためには、飼い主がどのようなトラブルが起きやすいのか把握し、その上でそれぞれに有効な対策を講じることが重要です。

例えば、室内にいるときはエアコンの冷房機能で室温を適切に維持することはもちろん、クールマットなどの暑さ対策グッズを活用することも忘れてはいけません。

また、熱中症を回避するために散歩の時間帯を見直したり、水場で遊ぶときはライフジャケットを着せて飼い主の手の届く範囲で遊ばせるなど、細心の注意を払いましょう。

少しでも様子がおかしいと感じた場合は、迷わず動物病院へ連れて行きましょう。症状の原因を早期発見し、早期治療につなげることが命を救う重要なポイントとなります。

まとめ

目を閉じて舌を出す犬

いかがでしたか。夏は楽しいことが多くある反面、トラブルも多発しやすい季節です。楽しい夏の思い出を作るためにも、犬の命に関わる危険性のあるトラブルを把握し、飼い主は愛犬の命を守る行動を心がけてください。

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