■MLB ドジャース 6ー4 オリオールズ(日本時間29日 ロサンゼルス、ドジャー・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)は本拠地のオリオールズ戦に「1番・DH」で出場。この日は42号先頭打者アーチを放つなど、4打数2安打(1打点)で打率は.294から.295に。さらに2盗塁を決め、史上2人目の「42本塁打-42盗塁」を達成した。
ドジャースは逆転勝利で連敗は阻止。ナ・リーグ西地区2位のダイヤモンドバックスもこの日勝利したため、ゲーム差は「3」のまま。
この日は今季2度目となった大谷の“ボブルヘッドデー”。今回は“愛犬・デコピン”とのコラボで、試合前の始球式にはデコピンがユニホームを着て登場。捕手役の大谷のもとへボールをくわえながらホームへ運び、“大役”を果たした。
自身のイベント日となった試合だが、さっそく第1打席から快音を響かせた。相手先発のC.バーンズに対し、5球目スライダーをやや泳がされながらも振り抜くと、打球はライトスタンドに吸い込まれ、通算10度目の先頭打者本塁打をマークした。
大歓声に包まれる中、大谷は“デコピンポーズ”でダイヤモンドを一周。
3回の第2打席は1死一塁の場面でライトへのヒットを放ち、2戦連続マルチ安打をマーク。続くM.ベッツ(31)のタイムリーで二塁に進むと、三塁への盗塁を決め今季41個目の盗塁をマーク。チャンスを広げたドジャースは、2死二・三塁で4番のT.ヘルナンデス(31)が28号3ランを放って逆転に成功した。
5回は無死一塁で打席に立ち、痛烈な当たりも一ゴロで二塁がアウト。大谷は一塁に留まり、次のベッツの打席で二盗を決め、シーズン42個目の盗塁に。7回の第4打席は2死無走者で見逃し三振だった。
この日、1本塁打&2盗塁の活躍で史上2人目の「42-42」に到達した大谷。過去に「43本塁打ー43盗塁」以上は達成者がおらず、以降は「45-45」「50-50」に向けて大谷はどこまで記録を伸ばすのか、残り29試合で期待が高まる。
◆MLB「40-40」以上【本塁打-盗塁】
1988年 J.カンセコ 42 - 40
1996年 B.ボンズ 42 - 40
1998年 A.ロドリゲス 42 - 46
2006年 A.ソリアーノ 46 - 41
2023年 R.アクーニャJr. 41 - 73
2024年 大谷翔平 42 - 42(残り29試合)