“締め切り30分前”に構図固まる…立憲民主党代表選に野田・枝野・泉・吉田4氏が立候補　野党連携のあり方など論点に

任期満了に伴う立憲民主党の代表選挙が告示されました。4人が立候補し、次の衆院選に向けた野党連携のあり方などをめぐって論戦が交わされます。

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きょう告示された立憲民主党の代表選。4人目の出馬表明は、届け出の締め切りおよそ30分前でした。

立憲民主党 吉田晴美 衆院議員
「自民党ではきっとありえないと思うんですが、1期生が代表選のステージに立たせていただく」

最後まで出馬を模索してきた江田憲司衆院議員がけさ協議の結果、断念し、当選1回の吉田晴美衆院議員に一本化。

これにより、代表選は、▼野田佳彦・元総理（67）、▼枝野幸男・前代表（60）、▼泉健太・代表（50）、▼吉田晴美・衆院議員（52）の4人の争いとなりました。

立憲民主党 野田佳彦 元総理
「『政権交代前夜』の代表選挙であると位置づけている。まずは裏金のような問題がまかり通っている政治に決別をするために、きちっと政治改革を進めていかなければなりません」

立憲民主党 枝野幸男 前代表
「アベノミクスが限界を迎え、経済の危機に直面しています。自民党の裏金事件で、かつてないほど高まった政治不信による政治の危機です。いまこそ立憲民主党が国民の期待に応えていかなければなりません」

立憲民主党 泉健太 代表
「現実路線の歩みをしたい。外交、安全保障、経済、エネルギー、どれも主義・主張以上に、国民の皆様を不安や混乱に陥れてはならない。私は政権を担った時に、安定した政権を運営します」

立憲民主党 吉田晴美 衆院議員
「私のモットーは『等身大で自分らしく』。『教育×経済』それが国民生活の底上げになるという好循環を訴えてまいりたい」

代表選では消費税や安全保障、原発などに加えて次の衆院選を見据えた野党連携のあり方も争点となる見込みです。

投票権は国会議員や国政選挙の公認候補予定者、地方議員、党員・サポーターに与えられ、投開票は今月23日に行われます。

一方、自民党総裁選では…

林芳正 官房長官
「マイナ保険証については、まだまだ国民の皆様の間にいろんなご不安があります。この不安を解消するために、いろんな見直しを含めて、このことについては適切に対応していきたい」

総裁選に出馬表明している林官房長官は、12月に現行の紙の保険証を廃止し、マイナカードと一体化する政府の方針について、廃止時期の見直しも含めて再検討する考えを示しました。

自民党 小泉進次郎 元環境大臣
「業界団体や既得権益が認める範囲内でしか政策や改革が進められない。その自民党を変えていくために、1人でも多くの皆さんのお力を貸してください」

きのう正式に立候補を表明した小泉元環境大臣は、東京都内で街頭演説を行い、「今の自民党に必要なのは、内向きのことばかりを見てリーダーを決める選挙じゃない」などと訴えました。

自民党 野田聖子 元総務大臣
「正直ベースで言うならば、今一歩というところでありますけれども、（告示まで）5日をもって、本選へのゴール、総裁選へのゴールを切りたい」

野田元総務大臣は、出馬に必要な推薦人の確保に「今一歩」と語る一方、他の陣営との連携について「すべてを否定することではない」と含みを持たせました。