「サナエあれば憂いなし」自民総裁選に高市早苗氏が立候補表明　裏金議員非公認は「独裁」と否定的　解雇規制見直しには「反対」【news23】

高市経済安保担当大臣が自民党総裁選に立候補を表明。会見では「何よりも経済成長が必要」と訴えました。また、裏金議員への対応や他候補が提唱する「選択的夫婦別姓の導入」や「解雇規制の見直し」については、何を語ったのでしょうか。

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“裏金議員”の非公認「ちゃぶ台返しは独裁」

告示まであと3日となった自民党総裁選。JNN世論調査で誰が総理・総裁にふさわしいか聞いたところ、1位は小泉進次郎元環境大臣でした。2位は石破茂元幹事長。そして、3位となったのが…

高市早苗 経済安保担当大臣
「みなさま、私は日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたい。そう考えております。できるに決まっています」

「サナエあれば、憂いなし」とのキャッチコピーを掲げた高市早苗経済安保担当大臣です。9日、正式に立候補を表明し、「何よりも経済成長が必要」と訴えました。

会見では、政治とカネの問題をめぐって“総理大臣と大臣の給与を廃止する”と表明。一方で、“裏金議員”を総選挙で非公認とするか問われると…

高市早苗 経済安保担当大臣
「党内で議論を積み重ね、また調査をして決着した処分を総裁が代わったからといって、これをちゃぶ台返しするというようなことをしたら、それはもう独裁だと思いますのでそういうことはいたしません」

「選択的夫婦別姓」について安倍元総理からの“遺言”も

テレビキャスターから政治家に転身し、安倍元総理から「保守派のスター」とも呼ばれていた高市氏。そして、最近は…

高市早苗 経済安保担当大臣
「私にとっては、安倍晋三元総理からの遺言ともいえるテーマがございます」
「（安倍氏は）『夫婦別氏制度だけどさ、あれは駄目だよ』と」

“安倍元総理の遺志を継ぐ”との発言が目立っています。9日の会見でも、選択的夫婦別姓の導入に慎重な姿勢を示しました。

また、小泉氏や河野氏が訴える解雇規制の見直しについては、反対を明言しました。

高市早苗 経済安保担当大臣
「私は反対でございます。日本の解雇規制がきつすぎるかといったらそうじゃないんですね」

高市氏の陣営幹部は「党員票に手応えはある」と話しますが、安倍元総理の不在により、国会議員票は前回の総裁選よりも苦戦することが予想されています。