■MLB エンゼルス 3ー5 アストロズ(日本時間14日、エンゼル・スタジアム)
アストロズの菊池雄星(33)が敵地でのエンゼルス戦に先発し、7回85球を投げて3安打3失点、四球2、奪三振6の粘投。菊池は移籍後負けなしの5連勝で、今季9勝目(9敗)。味方打線が序盤に4得点で、その後1点差に迫られたが終盤までリードを守り切った。
昨年ブルージェイズで、メジャー自己最多の11勝を挙げた菊池は、2年連続2度目の2桁勝利にあと1勝とした。菊池が投げた試合ではチームは全て勝利という“不敗神話”はこの日も続き、4年連続の地区優勝に前進した。
移籍後はここまで7試合投げて負けなしと好調の菊池。立ち上がりは2死からヒットでランナーを背負うが4番ルブランをフルカウントから見逃し三振。
打線は2回に押し出し四球と犠飛で2点を先制すると、3回にA.ブレグマン(30)の23号2ランで4-0とリード。
援護をもらった後の2回は3者凡退に抑えた菊池だが、3回は2者連続四球で無死一・二塁のピンチを招くと、1死二・三塁から二ゴロ間に1点を許し、次打者にレフトへのタイムリーを浴びた。さらに4回は2死無走者で、モニアックを2球で追い込むも4球目に右翼にソロ本塁打を打たれ4-3と1点差に。
5回、6回と3者凡退に抑え立て直すと、7回は前打席で被弾したモニアックをスライダーで空振り三振に仕留めるなど、3イニング連続の3人斬り。9回の打線は先頭のY.アルバレス(27)が33号ソロで貴重な追加点を挙げた。
前回(8日)のダイヤモンドバックス戦で8勝目を挙げた菊池は、石井一久を抜いて、日本人投手の左腕としては単独トップのメジャー通算40勝をマーク。この日も記録を更新して、2年連続の2桁勝利へ突き進む。