俳優の柿澤勇人さんが1st写真集「untitled」(宝島社)刊行記念イベントを行いました。 柿澤さんは″写真集ってカッコよくてキメキメなイメージがあって、おれなんかが写真集を出しても需要が無いだろうと、一度断ったんです″と、幻の企画となりかけた事を明かしました。
【写真を見る】【柿澤勇人】「あと2kg、体重落ちたら死にますよ!」 1st写真集で過酷な舞台裏を密着
ただコンセプトが当時、1年で出演が続いた3つの大きな舞台の裏側という、普段見られないところを撮りたいというオファーに面白味を感じて快諾したそうです。仕上がりを見た柿澤さんは、″映画やドラマは後で見返すことが出来るけど、舞台をやっているとライブなので、なかなか自分で見る事が少ないので貴重ですね。3つの役によってそれぞれ顔つきも体つきも違うんだなって、そこが印象的でしたね″と語り、″楽屋に引き揚げてくる表情や体つきも「一仕事、終えたなぁ」と我ながら良い表情だと思います″と、満足のいく仕上がりになったようです。
1年間、密着撮影された写真集には、鍛え抜かれた肉体美カットも盛りだくさんに収められています。柿澤さんは写真集をめくりながら、“本当に裸ばっかりだなぁ。僕が見せたいわけではないんですよ、カメラマンが撮りたがるので…”とはにかみました。そして、“裸を出すなら、もうちょっと見栄を張って鍛えておけばよかった”と心残りも吐露していました。
シャワーシーンではもともと撮影する予定がなかったそうですが、“終演後、いつも楽屋のシャワールームに直行するんですけど、マネジャーとカメラマンさんがモジモジして待っていて「あ、シャワーシーン撮りたいんだな」って。僕が嫌と言えば撮らないけど「いいよ」って、その場で全裸になって。サクッと撮ってもらいました”と、撮影秘話を明かしました。
男性も見惚れる肉体美ですが、舞台中は体を鍛えることはしていないそうで、稽古や本番を通じて肉体が作られていくとのこと。柿澤さんは“舞台中は体重が落ちてしまって「ハムレット」の時は人生最大に体重が落ちて57kgぐらいになり、トレーナーから「あと2kg落ちたらSOS出してください。死にますよ」と言われました”と、舞台の過酷さを明かしました。
現在はトレーニングで体重を戻し“今の方がマッチョというか良い体してますよ”と語り“(公演中は体重が)5キロ以上変わったときもありました。ご飯を食べるようにしているけど、精神的なものなんですかね。役にもよりますけど、今回三つとも追いつめられる役の舞台だったので”と、1年間の舞台生活を振り返りました。
写真集には美味しそうにおにぎりを食べるシーンも収録され、“エネルギーを消費したら何か食べないといけないので、舞台終わりに僕は玄米のおにぎりを2つ、3つお願いして食べていましたね”と語りました。
最後に“普段、稽古場は入れない、役者が恥をさらす場。失敗を繰り返して、時に怒られ、感情をあらわにしないといけないし、疲れているし、カンパニー以外の人に見てほしくない姿を撮ってもらったので、僕が言うのもあれですが、貴重なものです”と、アピールしていました。
【担当:芸能情報ステーション】