犬のシャンプーをすると、嫌がるような仕草を見せるわんこも多いでしょう。もしかすると、犬が辛いと感じるシャンプー方法をやってしまっているのかも……。今回はNGなシャンプー方法やシャンプーするときのコツを紹介します。
犬がシャンプーを嫌がっているときにする行動とは
犬のシャンプーは飼い主さんの中でも「大変」「難しい」と感じる人も多いでしょう。最初は犬もシャンプーで体を洗われることには慣れていないので、嫌がる仕草を見せます。
- ブルブルと小刻みに震える
- 呼吸が乱れる
- 体を大きく左右に震わす
上記のような仕草は犬がシャンプーを嫌がっている時に見せる行動です。少しずつ慣らしていき、なるべく手短に終わらせてあげましょう。
犬が辛いと感じる『シャンプー方法』4選
犬が辛いと感じるシャンプー方法を見ていきましょう。以下のやり方に心当たりのある方は、次回から意識的に改善してみてください。
1.長時間のシャンプー
最初、慣れないうちはどうしてもシャンプーに時間がかかってしまう飼い主さんも多いはず。長時間のシャンプーは犬にとっても負担がかかるため、「嫌だな」とネガティブな気持ちになりやすいです。
最初は「今日は足だけ」「今日は胴体」「今日は顔まわり」というように、部分的にシャンプーを行うのも良いでしょう。なるべくストレスがかからないよう配慮してあげることも大切です。
2.高温や強い水圧でシャワーをかけられる
シャンプーの前後に使うシャワーから、熱いお湯や強い水圧の水が出てしまうと、犬はびっくりしてしまい、お風呂場に対して強い不安感や恐怖を感じるようになります。
犬に適したシャワーの温度は、人がぬるいと感じる37℃前後と言われています。また、しっかりシャンプーや汚れを流せる程度になるべく優しい水圧でシャワーを出してください。
3.突然、顔から洗われる
シャンプーをするとき、突然顔周りから洗ってしまうと顔に水やシャンプーがかかってしまい、犬もびっくりしてしまいます。シャンプーに苦手意識を感じるきっかけにもなりやすいでしょう。
犬の体を洗うときは、まず足元から少しずつ水で濡らしていき、徐々に後ろ半身、胴体、首、顔まわりと洗っていくのがポイントです。愛犬にも顔周りを洗うための心の準備をさせてあげましょう。
4.無理やり抑えつけられてシャンプーされる
愛犬がシャンプーを嫌がるからと無理やり抑えつけてシャンプーする行為は逆効果です。「怖い」という心理を増幅させてしまい、トラウマになってしまうことも。
慣れていない時期であれば、2人がかりで行い、1人はシャンプー、もう1人は愛犬の気持ちを落ち着かせたり気を紛らわせてあげる係としてシャンプーに取り掛かりましょう。
犬のシャンプーをするときに押さえておきたいポイント
上記の犬が辛いと感じるシャンプー方法を踏まえて、犬のシャンプーをするときに押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- お風呂前にブラッシングして汚れを落としておく
- なるべく時間をかけないよう心がける
- 足元から始めて徐々に水やシャンプーに慣らしていく
- シャンプー中は優しく声をかけて落ち着かせてあげる
- シャンプーが終わったらたくさん褒めてあげる
お風呂前にブラッシングしておくことで、あらかじめ汚れを落としておくことができます。そうすることで、シャンプーやシャワーの時間を短縮することができるでしょう。
また、時間をかけないよう、慣れないうちは体を部分的に日分けし、今日はここ、今日はこの部分と手短に洗ってあげる方法もおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。犬の多くはシャンプーやシャワーに苦手意識を持ちます。しかし、少しずつ慣らしていくことで、ストレスがかかりにくくなるでしょう。ぜひ今回紹介した情報を参考に、愛犬がストレスなくシャンプーに臨めるよう配慮してあげてください。
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