■FIFAワールドカップ2026アジア最終予選グループC 日本 1-1 オーストラリア(15日、埼玉スタジアム)
日本代表(FIFAランキング16位)はホームでオーストラリア代表(同25位)と対戦し、1-1のドロー。これで日本は勝ち点を「10」に伸ばしグループC首位をキープして、11月15日には敵地でインドネシア、11月19日は敵地で中国とアウェイの2試合が予定されている。
日本は前半はスコアレスで折り返すと、後半、オウンゴールで先制を許したが、途中出場の中村敬斗(24)のセンタリングを相手ディフェンスがオウンゴール、日本が追いつきドローに終わった。
日本の先発は、GKに鈴木彩艶(22)、DFには板倉滉(27)、町田浩樹(27)、谷口彰悟(33)の3人。MFに、田中碧(26)、守田英正(29)、久保建英(23)、堂安律(26)、南野拓実(29)、三笘薫(27)。FWには上田綺世(26)が入り、サウジアラビア戦から遠藤航(31)、鎌田大地(28)の2人が外れて、田中が最終予選初スタメンとなった。
3節を終えて1勝1敗1分と調子の上がっていないオーストラリアをホームに迎えた日本、オーストラリア代表との対戦成績は11勝9分7敗と勝ち越している。直近5試合では、日本が4勝1分で現在3連勝中。
相性の良い相手に前半5分、右サイドの高い位置で久保がボールを持ち、中央の田中へ、さらに久保に戻し、右サイドの角度のないところからシュートを狙ったがサイドネット。序盤、日本は右サイド中心の攻めを見せた。
前半13分には左サイドの三笘が1対1の勝負を仕掛けると、オーストラリアディフェンスはそのスピードに付いていけず、センタリング直前でスライディングでクリアするのが精一杯。その2分後には右から久保のコーナーキックに、一番遠くから走りこんだ堂安に合わせたが、シュートがヒットしなかった。22分には堂安・久保が自陣での好守備から一気にカウンターでオーストラリア陣に攻め込むが、このチャンスも生かしきれなかった。
30分には中盤で久保がボールを奪われると、オーストラリアの攻撃スピードが一気に上がったが、坂倉と谷口がペナルティエリア内で体を張って守った。
33分、日本は自陣から大きな展開で中央へ、南野がキープすると、左サイドの三笘へ、中央に切り込んで左足を振り抜いたが相手ディフェンスに当たりゴール右に外れた。日本はボールを支配していたが最終予選4試合目にして初めて前半でゴールを奪えなかった。
後半7分、右サイドの久保がボールを持つと、切り込んで右足で低いボールのクロス、相手ディフェンスにクリアされたがいい形の攻撃を見せた。さらに11分には右サイドの久保がボールを持つと、左サイドに走りこんだ南野へクロス、ここはわずかにヒットしなかった。
その2分後、オーストラリアに攻めこまれ、左サイドからセンタリングを許すと、中央の谷口が下がりながらのディフェンスとなってしまい、オウンゴール。日本は最終予選で初めて失点してしまった。
16分には森保一監督(56)が動き、堂安を下げて、伊東純也(31)を投入した。18分にはその伊東が右サイドを切り込んで、中央の上田にセンタリング、ダイビングヘッドはゴール右に外れた。
25分には南野と久保を下げて、鎌田大地(28)と中村敬斗(24)をピッチに送った。すると31分、中村が左サイドでボールを持つと、ドリブルでオーストラリア陣内に深く切り込むとセンタリング、これが相手ディフェンダーの足に当たりオウンゴール。日本が同点に追いついた。
攻め続けた日本だったがオーストラリアから勝ち越しゴールを奪えず、1-1のドローで終了、勝ち点を「10」に伸ばしてグループCの首位をキープした。
【試合日程】
9月5日 日本 7-0 中国 @埼玉スタジアム2002
9月11日 日本 5-0 バーレーン @バーレーン
10月11日 日本 2-0 サウジアラビア @サウジアラビア
10月15日 日本 1-1 オーストラリア @埼玉スタジアム2002
11月15日 日本vsインドネシア @インドネシア
11月19日 日本vs中国 @中国