神戸港の沖合で、貨物船と他の船を押す押船が衝突する事故があり、1人が死亡しました。
神戸海上保安部によりますと、きのう午後6時過ぎ、神戸市兵庫区の沖合で、長さおよそ230メートルのマーシャル諸島船籍の貨物船と、長さおよそ14メートルの日本の押船が衝突し、押船が転覆しました。
転覆した船には3人が乗っていて、70代の男性乗組員は救助され命に別状はないということですが、2時間後に船内から船長の田代正和さん(73)が見つかり死亡が確認されました。
残る1人の男性乗組員(60代)については、午前1時前に船内から救出され病院に搬送。転覆した船の中に空気が残っていたところがありそこにいたとみられ、搬送時意識はあったということです。