猫を飼っていると、気になるのが部屋の臭い。ペットを飼う以上、ある程度は避けられませんが、何とか対策したいものです。今回は、猫がいる部屋の臭い対策を原因別に解説していきます。
1.トイレのニオイ対策
猫のニオイ問題として最も悩むことが多いのが、トイレではないでしょうか。
トイレのニオイ対策として、最も効果的なのが定期的なお掃除です。排泄物を取り除くのもそうですが、ニオイの原因物質がトイレの底に溜まりやすいため、猫トイレ自体をこまめに洗うことも大切です。
1ヵ月に一度は猫砂を全交換しトイレ自体も丸洗いしましょう。猫砂も、消臭効果が高い商品を選ぶとさらに効果的です。
それでもニオイが気になる方は、猫トイレの横に空気清浄機を設置するのもおすすめです。ニオイの原因物質を室内から取り除いてくれます。
2.嘔吐後のニオイ対策
猫は毛玉などをよく嘔吐する動物のため、嘔吐後のニオイも気になりますよね。洗える場所での嘔吐なら洗濯できますが、ソファーなど簡単に綺麗にできないところで吐かれたら困ってしまいますよね。
そのような場合に便利なのが、酸素系漂白剤や重曹などのアイテムです。どちらも臭いや汚れを取り除く効果が期待できます。
酸素系漂白剤を使う場合は、お湯1Lに大さじ2~3杯の漂白剤を溶かし、タオルを浸して固く絞ってください。そのタオルで嘔吐した場所を丁寧に拭き取り、きれいにしましょう。
重曹を使う場合は、嘔吐した場所に重曹をふりかけ数時間放置します。その後、掃除機などで重曹を綺麗に取り除いたらお掃除完了です。
3.猫の体が臭い場合
猫自身の体が原因で部屋が臭う場合は、速やかに動物病院を受診することをおすすめします。本来、猫は体からほとんど匂いが発生しない動物です。人間や犬と違い、汗をかく部位も少ないため、体臭が少ないのが通常です。
それにもかかわらず、体から強い臭いがする場合は、病気や体調不良のサインである可能性があります。特に口臭が気になる場合は、歯周病などの病気を患っている場合が多いため、早めに動物病院で診てもらうと安心です。
4.置き餌をやめる
猫のご飯を用意する際に、カリカリなどのキャットフードを出しっぱなしにする「置き餌」をしている方も多いでしょう。しかし、これも部屋の臭いの原因のひとつです。
キャットフードを出しっぱなしにしておくと、フードの匂いが部屋中に広がってしまいます。
対策はシンプルで、置き餌を控えることです。また、使ったお皿は早めに洗うことで、臭いの発生を防ぐことができます。置き餌はフードの酸化や劣化の原因にもなるため、猫の健康のためにも、できるだけ必要な分だけその都度与えるようにしましょう。
まとめ
健康な猫の体からは、基本的にほとんど臭いは発生しません。
部屋の臭いが気になる場合、トイレに残った排泄物や嘔吐後の汚れ、キャットフードの匂いなどが主な原因である可能性が高いです。
今回ご紹介した対策を参考にして、猫と快適に過ごせる環境を整えてみてはいかがでしょうか。
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