パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の空爆により、地元メディアのパレスチナ人ジャーナリスト5人が死亡しました。イスラエル軍は、「武装組織の工作員だった」と主張しています。
イスラエル軍は26日もパレスチナ自治区ガザの各地を空爆しました。
ロイター通信などによりますと、ガザ中部のヌセイラット難民キャンプでは病院の外で車両が爆撃を受け、地元メディア「アルクッズ・トゥデー」のパレスチナ人ジャーナリスト5人が死亡しました。
「アルクッズ・トゥデー」は、ガザでイスラム組織ハマスとともにイスラエル軍と戦う武装組織「イスラム聖戦」と関係があるとされています。
イスラエル軍は、「ヌセイラットで車両内にいるイスラム聖戦のテロリスト集団に精密攻撃を行った」と発表。亡くなった5人について、「ジャーナリストを装ったイスラム聖戦の工作員であることが確認された」と主張しています。
パレスチナの報道関係の団体によりますと、去年10月にイスラエルとハマスの戦闘が始まって以降、190人以上のジャーナリストが死亡したということです。
イスラエルは、外国のジャーナリストに対し、イスラエル軍との同行取材を除き、ガザに入ることを認めていません。