■ニューイヤー駅伝2025inぐんま(第69回全日本実業団対抗駅伝競走大会、1日・群馬)
新年最初の駅伝日本一決定戦「ニューイヤー駅伝」が、群馬県庁前をスタート・フィニッシュとする7区間(全長100km)のコースで行われ、最長区間の2区は、4位でタスキを受けたGMOインターネットグループの今江勇人(26)が3人を抜き、1位でタスキを繋いだ。
2区は最長の21.9kmを走る。連覇を目指すトヨタ自動車から鈴木芽吹(23)、マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(29、富士通)、マラソン歴代2位の池田耀平(26、Kao)、パリ五輪マラソン代表の赤崎暁(26、九電工)、小山直城(28、Honda)と、各チームの有力選手が熾烈な争いを繰り広げた。
序盤、先頭集団は、GMOの今江、富士通の鈴木、SUBARUの清水歓太(28)、Hondaの小山、旭化成の茂木圭次郎(29)の5人で形成された。13㎞過ぎで、SUBARUの清水と富士通の鈴木が遅れ始める。
15㎞付近で先頭は、GMOの今江、Hondaの小山、旭化成の茂木の3人に。トップから遅れること13秒差の4位には、トヨタ自動車の鈴木とKaoの池田が上がってきた。そして16㎞手前で今江が仕掛けると、2位以下との差が広がる。2位の鈴木と池田に一時迫られた今江だが、残り1㎞を切って再び突き放し1位でタスキを繋いだ。
トヨタの鈴木が11秒差の2位で、3位はKaoの池田が12秒差の3位で、それぞれタスキを繋いだ。31位でタスキを受けた安川電機の古賀淳紫(28)は20人抜きで、チームを11位に。9年ぶりの入賞へ、順位を大幅に押し上げる快走を見せた。