受験シーズン到来！調査から判明した親が行う『見えない応援』とは？
今年もいよいよ受験シーズンが到来しました。筆者も壮絶な受験体験者ですが、当時親の大きなサポートがあったお陰で乗り越えられたのは確かな事です。今回、普段あまり注目されない「受験生を支える親」に着目し、ジョンソン株式会社が受験期に抱く悩みについて昨年大学受験、高校受験を経験した受験生とその親を対象にした興味深い調査結果を発表しました。
受験生たちの「86.1％」が、「成績がなかなか上がらない」、「勉強時間が足りない」、「睡眠が十分にとれない」など、様々な理由で不安やストレスを感じているという。
そんな受験生を支える親たちに「お子様の受験期に、不安やストレスを感じるか？」と質問したところ、「74.1％」が不安やストレスを感じていることが分かった。「子供が本当に進学できるのか？」、「子供のメンタル、体調は大丈夫か？」、「子供に余計なことを言ってしまっていないか？」などの悩みが多く見受けられた。
では、受験生を応援する親は、一体どのようなサポートをしているのか？調査結果によると、「塾や試験会場までの送り迎え」、「合格祈願グッズを買った」、「塾や試験会場に持っていくお弁当を作った」など受験生と直接関わりのある応援をしている一方で、「勉強や試験についてプレッシャーを与えないように気を遣った」、「神社にお参りに行った」などの受験生に負担をかけないための、
間接的な応援『見えない応援』を行っていることが判明。
「見えない応援」の中では、子供の体調を気遣う「風邪対策の衛生管理を行った」という回答が一番高い結果となった。ご飯を運んで子供が座る前に食卓を除菌する、調理前にまな板を除菌する、子供が帰ってくるときに空気洗浄機をオンにしているなど…「見えない応援」は様々な場面で行われているようだ。親もまた子供の受験を助ける「助験生」であるのだ。
そんな親たちに対して「受験期のお子様に対して、充分なサポートができているのか」と質問したところ、7割以上(75.5%)はサポートできているとは思っているものの、「ややできていたと思う」や「どちらかといえばできていたと思う」と自分のサポートに完全には満足していない親が大半(66.8%)であった。
そんな親たちの苦悩しながらの「見えない応援」に、受験生当人は気が付いているのか？自分のことで精いっぱいになってしまい、親からのサポートに気が付いていないのでは？と思いきや、親にサポートしてもらったことに気づいている受験生は「79.1％」という結果であった。親からのサポートに気づき、感謝している受験生は「99.4％」という結果に！親の苦労や努力はちゃんと本人に伝わっていたのだ。（本当によかった！！）
そんな受験生から親へ…。感謝の声を紹介しているので一部を抜粋してお届けしよう。今受験生の子を持つ親には大変励みになるリアルな言葉達だ。
●（京都府男性17歳）
いつも美味しいご飯を作ってサポートをしてくれてありがとう！お母さんのおかげで今頑張ることができてます。毎日辛いことばかりですが、いつもお母さんの顔を思い出すと頑張ることができます。これからもよろしくお願いします。
●（埼玉県男性20歳）
入試直前期には、私が体調を崩さないように衛生管理に気を使ってもらいました。入念な手洗いうがいはもちろんですが、その他にもテーブルやドアノブを適宜除菌するなど細かなところにも気を使ってもらいました。本当に感謝しています。
●（岡山県女性16歳）
朝早くから当たり前のように私より早く起きて入試当日のお弁当の準備をしてくれたこと。
ネガティブなことを言わずにおいしいお弁当を準備してくれたことで心が救われました。
受験は一人では乗り切れず、一番近くでサポートしてくれているのが親であり、その親たちは様々な形で受験生を応援している事が分かった。これから子供の受験を控えている親に向けて、先輩「助験生」からの大変参考になるアドバイスをいくつか抜粋してお届けする。
●（神奈川県女性47歳）
色々助言したいことや、言いたいこともあるだろうけど、結局は本人が決めて本人がどれだけ真剣に取り組むかが大事なのかと思います。生活面でのサポートをしっかりやってあげて、後は本人の努力をひたすら応援することが一番かと思います。
●（山形県男性45歳）
自分も通ってきた道なので、その頃を思い出してみて子供と接してみてください。塾だけが勉強ではなく、親とのコミュニケーションも重要です。
●（埼玉県男性40歳）
全国の父親はほぼほぼこの場面では弱い立場にいると思います。かなりストレスはたまるかもしれません…でも、子供の方が多分ストレスは溜まっていると思います。頑張って気遣ってあげて下さい。
●（和歌山県女性50歳）
もっと余裕を持って子供に合う塾選びをしてあげたり、遊ぶ時間も作り、ストレス軽減できるようなメリハリのつく生活を組んであげてほしい。あと、あまり口出しもしない方がよいかもしれない。
●（東京都男性52歳）
とにかく健康面だけはサポートできるように、自分も感染症などに罹らぬように普段から衛生管理はしていた。それに加え家庭内での除菌や湿度管理もこまめにしていた。
「受験」。それは子供にとって、とても大きな挑戦。そして、受験生を助ける親たち「助験生」にとっても大きな挑戦である。お互いに、悩み、ストレスを感じながらも、同じ道を歩む家族の絆は深まり、成長していく。今回、2組の親と子、それぞれの気持ちを綴ったエピソードを通して、受験期を共に乗り切ったリアルな親子の姿を描いたたムービーも公開された。
また、受験が本格化する時期にあわせて、除菌することで受験を迎える家族を応援する「受験に除菌キャンペーン」も実施される。
期間中にジョンソンの対象商品を税込500円以上ご購入のレシート画像をスマホで撮影して、専用サイトにアップロードして応募すると、抽選で30名様に「受験お疲れ様カタログ」が当たる。また、応募者全員に「デジタルお守り」がもらえる。
受験とは親子にとって人生の大きな試練の一つである。親たち（助験生）の苦悩や「見えない応援」が子ども達（受験生）を奮い立たせ、そしてその愛情をしっかりと感じとり、家族一体となり共に乗り越えていく必要があることを、今回の調査結果で改めて感じた。
