鹿島アントラーズ鬼木達新監督「やってやろうという思い」2016年以来9季ぶりのリーグ優勝へ

J1鹿島アントラーズは12日、茨城県の鹿嶋勤労文化会館で新体制発表会見を行った。代表取締役社長の小泉文明氏から、2025年シーズンスローガン「Football Dream ONE」の発表をはじめ、今後の事業計画やチーム強化方針などが発表され、新加入選手の紹介も行われた。

鹿島はオフ期間中にセレッソ大阪から、昨季21得点をマークし4年連続二桁得点を記録したレオセアラ（29）を獲得。さらにFC東京でチームトップの7得点をマークした荒木遼太郎（22）や東京ヴェルディから松村優太（23）らが復帰。ここに鈴木優磨（28）、チャヴリッチ（30）などトップレベルの選手たちも名を連ね、前線のタレントはJリーグ随一に近づいた。

さらにサガン鳥栖から足元の技術に定評があるキム テヒョン（24）、横浜F・マリノスからは複数のポジションをこなせる小池龍太（29）と守備陣の強化も余念はない。新体制発表会見に登壇したレオセアラは鹿島の印象を聞かれ、「クラブの偉大さっていうのが言葉にする必要もないくらい明確」と話し、「改めて言う必要はありませんが、タイトルを獲る事に限りますし、目標はただそれ一つだと思います」と優勝への思いを語った。

イベントの最後には、前所属の川崎フロンターレで7冠を達成、一時代を築いた鬼木達新監督（50）が登場。26季ぶりに復帰した古巣については「自分自身、とにかく身が引き締まる思いと共に『やってやろう』という思いはすごくあります」とエネルギッシュに答え、「全員でハードワークして全員で攻撃、全員守備っていうものと、勝つためにとにかく得点のところ、守備でも攻撃的に戦いにいく、そういうサッカーがしたいです」と常勝軍団復活を誓った。2016年以来、9季ぶりのリーグ優勝へ鬼木アントラーズの逆襲が始まる。

◆鹿島アントラーズ新加入選手◆　

レオセアラ　　（C大阪より移籍）
キムテヒョン　（鳥栖より移籍）
小池龍太　　　（横浜FMより移籍）
荒木遼太郎　　（FC東京より復帰）　※新体制発表は体調不良により欠席
松村優太　　　（東京Vより復帰）
下田栄祐　　　（いわきFCより復帰）
徳田誉　　　　（トップチーム昇格）
松本遥翔　　　（トップチーム昇格）
佐藤海宏　　　（トップチーム昇格）