気象庁は、宮崎県の日向灘で発生した最大震度5弱の地震を受けて、先ほどから会見を開き、南海トラフ臨時情報について、「被害が想定される地域の人は個々の状況に応じて身の安全を守る行動をとっていただきたい」などと呼びかけました。
気象庁は午後10時半から専門家による「評価検討会」を開催し、先ほど発生した地震と南海トラフ巨大地震との関連を検討しています。
今回の地震で揺れの強かった地域については、「地震発生から1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意」「特に今後2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くある」とも述べていました。
この地震について気象庁の担当者は「南海トラフ巨大地震の想定震源域の西端で発生したとみている」と述べました。
その上で、前回、臨時情報が発表された去年8月の日向灘の地震との関係については、「詳細はまだ申し上げられないが、8月の地震の活動域に近い場所で発生した地震だと考えている」としています。