アスリートへの誹謗中傷に相談窓口設置 ブレイキンパリ五輪代表・半井重幸「挑戦するエネルギーを奪わせないために」
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-03-26 06:10

日本オリンピック委員会(JOC)と日本パラリンピック委員会(JPC)は、オリンピック・パラリンピック誹謗中傷・相談『ホットライン』を25日から設置したことを発表した。JOC・JPCの強化指定選手等を対象とし、指導者や親族からの相談も受け付ける。弁護士とも連携しSNSの投稿などに対する対応や、法的措置を講じる場合の支援を行う。
【写真を見る】アスリートへの誹謗中傷に相談窓口設置 ブレイキンパリ五輪代表・半井重幸「挑戦するエネルギーを奪わせないために」
都内で行われた会見でJOCの尾縣貢専務理事は「東京五輪でSNSによる誹謗中傷に苦しむアスリートに心を痛め、誹謗中傷から守るための対策を講じてきたが、まだアスリートに対する誹謗中傷は沈静化していない」と説明し、JPCの河合純⼀委員長は「アスリートが最高の舞台で最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えることに責任を負っている」と述べた。
自身もSNSで誹謗中傷を受けた経験を持つパリオリンピック™ブレイキン代表の半井重幸=Shigekix(23・第一生命)は「誹謗中傷があると新たな挑戦をする前に踏みとどまってしまう。アスリートに限らず、すべての方々が新たなことに挑戦するエネルギーを奪わせないために対策を積極的に進めていきたい」と語った。