
国立大学法人信州大学、高野豆腐のタンパク質が持つ、新たな機能性が明らかになりました。
概要
信州大学医学部 国際交流推進室・大学院総合医理工学研究科 国際医学研究推進学教室 田中 直樹教授と、旭松食品株式会社(長野県飯田市)の石黒 貴寛研究所長をはじめとする研究チームは、長野県特産の高野豆腐の新たな機能性を明らかにしました。高野豆腐に豊富に含まれるタンパク質が、肥満と脂肪肝の予防に寄与することが科学誌International Journal of Biological Macromoleculesに掲載されました。
高野豆腐の医学的研究
高野豆腐には、レジスタントプロテインというタンパク質が豊富に含まれています。過去の小規模な研究では、このレジスタントプロテインが血糖値や血中脂質を低下させる可能性を示していましたが、詳細なメカニズムは明らかではありませんでした。今回の研究では、高野豆腐由来のレジスタントプロテインが、高脂肪食によるマウスの体重増加や脂肪肝を軽減させることが示されました。
高野豆腐からの健康効果
研究チームは、マウスに高脂肪食と高野豆腐由来のレジスタントプロテインを与え、その結果を比較しました。その結果、高野豆腐由来のレジスタントプロテインを摂取したマウスは、体重増加や脂肪肝の程度が著しく軽減されました。これは、レジスタントプロテインが脂肪の燃焼を促進し、肥満と脂肪肝の進行を抑制すると考えられます。
まとめ
今回の研究結果は、食生活に高野豆腐を加えることで肥満や脂肪肝予防に一役買う可能性を示しています。これは信州の産業発展だけでなく、健康寿命延伸への貢献につながる大きな発見です。