トヨタ自動車 3年ぶりの優勝!1区吉居大和、4区山川拓馬、6区鈴木芽吹など4区間で区間賞 北陸はYKKが35連覇達成【中部・北陸実業団駅伝】

■第66回中部・第56回北陸実業団対抗駅伝競走大会(8日、愛知、はなとき通り発着、全7区間 80.5km)
【日程・結果一覧】駅伝シーズン到来!女王争いからニューイヤー&箱根の新春決戦まで※随時更新
元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会を兼ねた 中部・北陸実業団対抗駅伝が行われ、中部地区ではトヨタ自動車が3年ぶりの優勝、1区・吉居大和(24)、4区・山川拓馬(23)、6区・鈴木芽吹(25)が区間賞を獲得するなど強さを見せつけた。北陸地区ではYKKが優勝、35連覇を達成した。
中部地区では上位6チーム、北陸地区では上位1チームがニューイヤーの出場権を手にできる。連覇中のトヨタ紡織は序盤は昨年と同じメンバーとなった。今年のニューイヤーでは3位、3年ぶりの優勝を狙うトヨタ自動車は1区にアジア大会愛知・名古屋男子10000m代表の吉居大和、6区に10000m日本記録保持者の鈴木を配置した。
1区(12.0km)、いきなり飛び出したのが北陸の高田自衛隊・宮下資大(26)、5.3km付近で2位集団とは30秒差をつけた。6.9km付近で2位集団から飛び出したのが連覇中のトヨタ紡織のキャプテン・服部大暉(27)、トップの高田自衛隊を追っていった。
8.5km付近で2位集団が独走していた高田自衛隊に追いつき一気に抜き去った。混戦状態となった1区、残り1kmでスパートをかけたのが愛知製鋼のルーキー・近田陽路(22)、残り400mでトヨタ自動車の吉居大和が逆転してトップで襷リレー、2位にNTN、3位に愛知製鋼、北陸地区はYKKがトップとなった。
区間賞を獲得した吉居は「ラスト1kmで絶対動いてくるとわかっていたのでそこでどう反応するのかと、1kmをもつ選手はいないと思ったので最後は見極めて前に出られたので良かった。最後は勝ち切れたので仕事は出来たと思う」と安堵の表情を浮かべた。
2区(8.3km)のインターナショナル区間では4チームがトップ争い、残り500mでトヨタ紡織・M.イマニエル(25)が先頭に立ち、トップで襷リレー、2位にトヨタ自動車、3位に愛知製鋼となった。
3区(12.2km)、2.5km付近で3位で襷を受けた愛知製鋼・ルーキーの田島駿介(23)がペースを上げてトップのトヨタ紡織・小野寺悠(27)の後ろについた。その後はトヨタ紡織、トヨタ自動車、愛知製鋼の3チームが並走、勝負所の探り合いとなった。9.5km付近でトヨタ自動車・内田隼太(29)がレースを引っ張ると、トヨタ紡織・小野寺が遅れ始めた。残り1kmでトヨタ自動車の内田がスパートしてトップを奪い返したが、残り400mで愛知製鋼・田島が逆転して、区間新記録の快走、愛知製鋼は史上初めて3区トップでの襷リレーとなった。ここまで3区間でトップのチームが入れ替わる大混戦となった。
最長区間となる4区(15.5km)、3km付近でトヨタ自動車の駒沢大出身のルーキー・山川が愛知製鋼に追いついた。9.3km付近で愛知製鋼の西村翔太(25)が徐々に遅れ始めて、トヨタ自動車・山川の単独走となった。山川は最後までリズム良い走りで区間賞を獲得、愛知製鋼との差を18秒つけてトップを奪い返した。
5区(12.2km)、トヨタ自動車は8月の北海道マラソン優勝、MGC(28年ロス五輪マラソン日本代表選考会)の出場権も手にした湯浅仁(25)が独走、7.2km付近では3位のこの日、誕生日のトヨタ紡織・羽生拓矢(29)が愛知製鋼を捉えて2位に浮上した。6区の鈴木はサポートに回っている田澤廉(25)と会話をしながら襷を待った。湯浅は苦しい表情を見せながらもトップをキープ、2位には38秒差でトヨタ紡織、羽生が区間新記録で一気に差を縮めてきた。
6区(8.5km)、10000m日本記録保持者の鈴木は距離は短いがアップダウンが激しいコースも前半は落ち着いた走りを見せた。5km通過は14分24秒と安定感のある走りでトップをキープ。終盤は時計を確認する姿が多く見られたが、最後はやや苦しい表情でアンカーのベテラン・田中秀幸(36)に渡した。2位には1分10秒差でトヨタ紡織、鈴木は区間賞を獲得し、襷リレーから32秒差をつけた。
7区(11.8km)、トヨタ自動車の田中は24年に順天堂大のコーチを務め、その時の教え子がトヨタ紡織のアンカー・浅井皓貴(23)、1分10秒差で教え子との勝負となった。しかし、7km付近で浅井が失速、3位の愛知製鋼に抜かれてしまった。トヨタ自動車の田中は苦しい表情を見せながらもしっかりとした走り、最後は観衆の声援に応える余裕で区間賞。笑顔でフィニッシュテープを切り、トヨタ自動車が3年ぶりの優勝、日本一奪還に向けニューイヤー駅伝の出場権を手にした。
【第66回中部実業団対抗駅伝競走大会 結果】
優勝)トヨタ自動車
2位) 愛知製鋼
3位) トヨタ紡織
4位) NTN
5位) トーエネック
6位) 愛三工業
*********ニューイヤー出場権
7位) 中央発條
【第56回北陸実業団対抗駅伝競走大会 結果】
優勝)YKK
*********ニューイヤー出場権
2位)セキノ興産
【ニューイヤー駅伝出場チーム・中部6チーム】
・トヨタ自動車
・愛知製鋼
・トヨタ紡織
・NTN
・トーエネック
・愛三工業
【ニューイヤー駅伝出場チーム・北陸1チーム】
・YKK